環境省、エコツーリズムを国費で支援 |
環境省は2月20日、エコツーリズムを活用した地域活性化を推進するため、地域が取り組むエコツアープログラムの作成やモニターツアーなどの活動を支援すると発表した。
「生物多様性保全推進交付金(エコツーリズム地域活性化支援事業)」から、経費の一部を国が支援する(国費2分の1以内)。同日から公募を開始、3月12日まで受け付ける。
公募対象は(1)地域協議会が地域の多様な主体から構成されており、エコツーを推進しようとする地域の市町村が参加していること(2)エコツー推進法に基づく、エコツー推進全体構想の認定を受けている、または申請の考えが地域協議会の構成員である市町村にあること—など。
問い合わせは自然ふれあい推進室TEL03(5521)8271。 |
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大阪府、府民向けにIRシンポジウム |
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大阪府が主催する「統合型リゾート(IR)について考えるシンポジウム」が2月20日、エル・おおさか(大阪市中央区)で開かれた=写真。カジノを含むIRの実現に向けた動きが進む中、府民に向け、さまざまな視点からIRについての講演が行われた。
博報堂IR/MICE推進室担当部長の栗田朗氏は、「IRって何だろう?」と題して、IRの基本的な仕組みや世界の開業事例などを説明した。
大阪府市特別顧問で、大阪府立大学観光産業戦略研究所所長の橋爪紳也氏は「IRに関する大阪の取り組み」として、大阪府と大阪市のIRについての調査や研究、民間企業の取り組みなどを紹介した。
大阪商業大学アミューズメント産業研究所所長の美原融氏は、「IRのメリット・デメリット」と題して、IR開業の経済効果と、賭博依存症など負の効果に対する対策の必要性を訴えた。
京都大学こころの未来研究センター教授の船橋新太郎氏は、「医学的立場からの依存症」と題して、アルコールや薬物などの物質依存、インターネットや携帯電話などに依存するプロセス依存の事例を解説。依存症と脳内メカニズムの関係を説明した。
質疑応答では参加者から、依存症の治療、大阪での有力な誘致先とされる大阪ベイエリアでの耐震性や自然災害への対応について質問があった。
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