セブン銀行、東京メトロ駅構内へATM増設、外客サービス向上へ |
セブン銀行は7日、東京メトロ駅構内に現金自動預払機(ATM)を新たに54台設置し、これまでの18台から一気に4倍の72台に増やすと発表した。
同行は今回の施策について、主に訪日外国人客向けのサービス拡充と位置付けている。金融業界では、3メガバンクも観光庁の要請に応え、海外発行のクレジットカードで日本円を引き出せるATMの増設を進めており、業界全体で訪日旅行分野に協力していく姿勢をアピールしている。
東京メトロ駅のセブン銀行ATMは、2008年11月からこれまでに16駅に18台が設置されている。同行は4月までに新たに8路線の39駅に54台を設置する。
この結果、台数は合計で55駅72台になり、東京メトロ全駅の約3分の1の駅で利用できることになる。
同行ATMは、国内約590社の提携金融機関のカードが利用できるほか、海外で発行されたキャッシュカードやクレジットカードで日本円を引き出すことも可能。地下鉄を利用して東京観光をする訪日外国人客の利便性が格段に向上すると見られている。
同行は今回の施策について「海外からのお客さまへATMで日本円を提供するサービスを拡充し、政府が推進するビジット・ジャパン・キャンペーンに貢献していく」とコメントしている。
東京メトロでも、外国語表記の案内板やパンフレットを拡充するなど、訪日外国人客向けの施策を強化している。 |
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