政投銀などが観光業対象の新ファンド立ち上げ |
日本政策投資銀行(東京都千代田区)と事業再生を支援する官民ファンドの地域経済活性化支援機構(同)、金融・不動産投資会社リサ・パートナーズ(同港区)は1日、観光産業を対象にした地域活性化ファンド「観光活性化マザーファンド投資事業有限責任組合」を共同で立ち上げた。
ファンド総額は13億円で、日本全国を網羅する観光に特化した初めてのファンド。同ファンドが直接観光関係企業に投資するほか、同ファンドの傘下に、地銀や信金といった地域金融機関などと共同出資する地域別の子ファンドを設立する予定で、子ファンドを通じても投資する。
投資対象は旅館やホテル、特産品の生産者、地域交通事業者など、国内の観光関係企業の株式、金銭債権、融資など。資金を供給することで、施設の改装や増築、新システム導入といった大型投資を促すとともに、地域内や広域での観光関係企業間の連携や再編などを後押しする。
日本政策投資銀行とリサ・パートナーズは3月31日、「地域経済の活性化に関する業務協力協定」を締結。地域経済活性化支援機構を加えた今回の観光活性化ファンドが共同プロジェクトの第一弾となる。 |
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観光ポスターコンクール、国土交通大臣賞は恵那市に |
日本観光振興協会は3月27日、2013年度(第62回)「日本観光ポスターコンクール」の受賞作品を発表した。国土交通大臣賞は岐阜県恵那市の「恵那市岩村 人と自然が織りなす物語。」、総務大臣賞は沖縄県宜野座村観光推進協議会の「ありのままの宜野座村の暮らし」が受賞した。
全国から189作品の応募があり、49作品が第1次審査を通過。審査会がこれら作品の中から各賞を選んだ。観光庁長官賞はJRグループの「秋田デスティネーションキャンペーン」、日観振会長賞もJRグループの「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」が選ばれた。
審査員の評価の高かった作品の中から、愛知県東三河広域観光協議会の「いつきてもホッ!ほの国東三河」など3件を審査員特別賞に。入賞は9作品だった。
インターネットによるオンライン投票では、宮崎県の「神話のふるさと みやざきポスター『神話の源流へ。』」が1位となった。 |
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