神戸夙川学院大、学生募集を停止 |
神戸夙川学院大学(神戸市中央区)は18日、観光文化学部の学生募集を来年度以降停止すると発表した。在学生については、卒業まで現行のカリキュラムを維持するという。同大は単一学部だけの単科大学で、開学からわずか7年で募集停止になったことで、今年度の入学生が卒業する4年後に閉鎖される可能性が高くなった。
同大の説明によると、直近3年は定員割れが続き、年々減少する入学者数に対して抜本的な対策を講じることができなかった。運営継続には現在の入学定員(270人)を確保する必要があるが、入学者数の回復見込みが立たないとして募集停止を決断したという。
同大は2007年に開学。観光立国の機運が高まる中、観光業界で活躍する人材の育成が目的だったが、少子化に加えて後発大学の不利な立場を克服することができなかった。
さらに資産運用に失敗して多額の借入金を抱えていることや理事会が機能していないなどの問題が次々に明るみに出て、日本高等教育評価機構(東京都千代田区)から、同機構が定める大学評価基準に「不適合」とされるなど、経営改善が迫られていた。 |
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修学旅行の中学生が山形観光PR |
修学旅行で東京に来た山形県内の中学生が17日、都内の主要駅などで山形デスティネーションキャンペーンをPRし、山形への旅行を呼びかけた。修学旅行中の中学生が山形の観光キャンペーンを行うのは「初めて」(県観光交流課)という。
キャンペーンを行ったのは、寒河江市立陵東中学校の3年生147人。生徒らはグループに分かれ、東京駅や上野駅、新橋駅、県アンテナショップ「おいしい山形プラザ」で地元の観光パンフレットや手作りのチラシを配布し、山形観光をPRした。
東京への修学旅行中の中学生による山形観光PRは、25日と5月10日にも、朝日町と上山市の中学生らが活動を行う予定にしている。
県の観光・教育関係者らは、中学生が活動することで注目を集めて観光PRの効果が高まるとともに、中学生が地元の良さを再確認し、郷土愛を育むきっかけになるとして期待している。 |
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昼神温泉、星空生かした観光誘客が順調 |
中央アルプスと南アルプスの稜線に囲まれた南信州最大の温泉郷、昼神温泉(長野県阿智村)。星空を生かした観光誘客や「美人の湯」と言われる温泉などを背景に観光客を増やしている。このほど村の観光関係者が東京・池之端の観光経済新聞社を訪れ、地域の魅力などをアピールした。
訪れたのはスタービレッジ阿智誘客促進協議会(会長・熊谷秀樹村長)の小島嘉治専務理事(日長庵桂月)、昼神温泉エリアサポートの若山和司社長と村松晃取締役局長ら。
同協議会は2012年夏から、標高1400メートルの地点から満点の星空と夜の森を楽しむ「天空の楽園日本一の星空ナイトツアー」を実施している。初年(8〜11月)は約6500人、昨年(4〜11月)約2万2千人と予想を上回る参加者があり、同時に温泉への宿泊客も増えるなど、大きな効果を上げている。「全国の観光地から視察も相次いでいる」と小島専務。
3年目となる今回は19日から始まった。みずがめ座流星群が極大となる5月6日、オリオン座流星群が極大となる10月21日など、星空の状況に合わせたイベントも計画している。11月3日まで続け、3万人の参加者を見込んでいる。
昼神発着送客バスとゴンドラの利用をセットにしたナイトツアーバスの料金は大人・高校生が2700円、小中学生が1500円となっている。
このほか、花桃の里のPRや「信州物味湯産手形」(ものみゆさんクーポン、1冊1300円)の販売などを行う。 |
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