神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ、温泉施設オープン |
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濱泉はリニューアル工事の集大成となる |
神戸市の神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ(木下学社長)に4月26日、温泉温浴施設として、神戸六甲温泉「濱泉(はまいずみ)」がオープンした。同ホテルが昨年から進めていたリニューアル工事の集大成。22日にはプレス発表内覧会を開催した。
木下社長は「旅館のおもてなしの文化をホテルに取り入れることで特徴のあるホテルになる。ホテルの競争が激しい中で日本らしいサービスが受けられるシェラトンになるようにリニューアルしてきた。濱泉は、良質の温泉が全て源泉かけ流し。都市ホテルで、この規模の温浴施設は他にないと考えている」と話した。同施設のオープンで、入込客数を、30%アップの年間16万人に増やす。
濱泉の泉質は56.5度のナトリウムー塩化物温泉。ホテル棟に隣接するシェラトンスクエア3階部分(約1600平方メートル)に建設。湯浴槽は合計七つ(浴槽3、露天風呂2、打たせ湯・寝湯2)のほか、サウナ、ホットカウチなどがある。
湯あがり後にくつろげるラウンジやウォームラウンジなども備える。貸切風呂も一つある。営業時間は、宿泊者が6時〜24時。日帰り客は12時半〜21時。料金は消費税、入湯税込みで、大人2800円、7〜12歳1200円、3〜6歳500円。
宿泊客やレストラン、バーで1人2千円以上の利用客やホテルクラブメンバー、スターウッド・プリファードゲスト会員、東灘区在住者は割引料金1500円で利用できる。貸切風呂は宿泊者限定で、1時間5千円(税別)。
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全旅連女性経営者の会、10周年で式典 |
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旅館業界から多くの来賓が出席した |
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)の女性経営者の会(JKK、北川雅代会長=埼玉県・ホテル美やま)は4月22日、東京のホテルルポール麹町で設立10周年記念式典を開いた。歴代の会長経験者がそれぞれの時代の活動を振り返ったほか、JKKの顧問を務め、同会の設立にかかわった全旅連の小原健史・特別政治顧問に感謝状が贈られた。
式典で北川会長は「会は女性でも経営者として強くなれるように勉強をしようと、小原会長(当時の全旅連会長)の声掛けで8人でスタートし、現在は51人まで会員が拡大している。初期の目的を忘れずに、会員全員が心を一つに、これからも取り組んでいきたい」とあいさつ。
来賓から、全旅連の佐藤信幸会長は「東京オリンピックを控え、政府は外客を2千万人、3千万人にしようと取り組んでいる。JKKの皆さんも外国人客誘致、旅館の国際化の問題に取り組んでいただきたい」、全旅連の小原顧問は「会員が50人を超えたと聞き、うれしく思う。皆さんにはサービスだけでなく、経営数字にも詳しくなってもらい、会社の柱としてがんばっていただきたい」と述べた。
このほか全旅連青年部の山口敦史部長の代理として、宮澤知晴副部長があいさつ。来賓では、秋田県旅館ホテル生活衛生同業組合の松村譲裕理事長、東京都ホテル旅館生活衛生同業組合の今井明男理事長、岐阜県旅館ホテル生活衛生同業組合の瀧多賀男理事長らも出席した。
現職を含めた歴代の5人の会長は、オープンセミナーの開催やピンクリボン運動への参加、「女性経営者がそばに置いておきたい冊子」の作成など、それぞれの時代の活動を振り返った。 |
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