全旅連青年部、OECDで旅館の魅力アピール |
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安倍首相、グリアOECD事務総長、ブラトゥシェク・スロベニア首相と記念撮影する青年部メンバー |
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)青年部(山口敦史部長=山形県・ほほえみの宿滝の湯)は5〜7日にフランス・パリで開催された経済協力開発機構(OECD)フォーラムと閣僚理事会の会場内で旅館の魅力をアピールした。
会場内に設けられた訪日観光PRスタンドで、青年部の山口部長、倉沢晴之介インバウンド戦略委員会副委員長(長野県・上松屋旅館)が着物姿で旅館の紹介本を配布。OECD加盟国の要人や世界の有識者に旅館の持つさまざまな魅力を説明した。
PRスタンドには安倍晋三首相、岸田文雄外相、茂木敏充経産相、二階俊博衆院予算委員長ら日本の首脳ほか、アンヘル・グリアOECD事務総長、各国の首脳も立ち寄り、青年部の説明を聞くとともに、その活動を激励した。
スタンドで配布したのは、旅館のブランディングを手掛ける事業会社エクサアールと全旅連青年部が共同で作成した冊子「RYOKAN」。歴史、構造、食、風呂、庭、衣など、旅館のさまざまな魅力を写真とともに20ページにわたり説明したもの。今回のOECD会議向けに英語版と仏語版を用意し、400部以上を配布した。
山口部長は「旅館は日本の伝統的な宿泊スタイル。ホテルもいいが、各地の旅館に泊まることが日本の文化を体験することにつながる。日本を味わうのは旅館の宿泊が一番」とアピール。
青年部では今年、7月のジャパンエキスポと8月のOECD東北スクール(ともにフランス・パリ)にも参加し、世界に向けて旅館をアピールする予定だ。また来年5〜10月のミラノ万博にも参加を検討している。 |
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