読売旅行社長に江崎副社長 |
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江﨑氏 |
読売旅行は5月28日、決算取締役会を開き、新役員人事を内定した。小笠原忍社長が退任し、後任に江郫丈副社長(63)が就任する。6月12日の定時株主総会と取締役会で正式決定する。
江﨑 丈氏(えさき・たけし)1950年12月7日生。一橋大学社会学部卒業後、1973年読売新聞大阪本社入社。社会部長、役員室長などを経て2009年取締役制作局長、2012年常務取締役制作局長。2013年6月から読売旅行取締役副社長。福岡県出身。
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ウィラーグループ、タンゴ鉄道の運行会社に |
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村瀬社長 |
高速バス事業、旅行業事業を中心とした複数の企業を傘下に持つウィラーグループ(ウィラー)が5月24日、創業20周年をむかえた。前日に開催された戦略発表会で村瀬茂高社長は、北近畿タンゴ鉄道(KTR)の運行会社に選定されたことを報告。今後10年間の構想である「街づくりと交通のビジネスモデルの構築」の第1弾として、KTRを使った丹後エリアの街づくりを図ると述べた。
KTRは2012年度の経常損失が8億4千万円の赤字の第3セクター。鉄道運行と施設保有の「上下分離方式」に移行することで収益の改善を目指すとし、「上」にあたる運行の委託会社を昨年末に募集していた。新体制での運行開始は15年3月を目指す。
KTRは京都府の西舞鶴や天橋立、兵庫県の豊岡などを結ぶ。地域の生産人口の低下などにより利用者は年々減少し昨年度の利用者数は180万人だった。ウィラーはまず利便性を向上させ地元利用者を増やし、3年前の利用者数200万人まで地元の人の利用で回復させたいとする。
また沿線地域と共同して体験型プログラムを開発することで、丹後エリア全体をテーマパークに見立てた観光資源の開発も行うと発表。経済効果は40億円を見込む。
ハード面では計画6年目を目標として総額4億円の「シンボル列車」を運行することや、タッチパネル式の自動券売機を導入しクレジット決算、多言語化、音声案内を行う。誘客については、インターネットを活用したウィラー会員200万人に向けたプロモーション、インバウンド向けプロモーションを行う。高速バス、空港バス接続拠点による利便性を向上させ、訪日客の誘客も図りたい考えも示した。
55歳以上全国千円 シニアのバス旅促進
ウィラーグループの旅行業務を運営するウィラートラベルは5月23日、55歳以上を対象にした「おとなの自由旅」を発売した。第1弾として高速バスのウィラーエクスプレスの全線がインターネット予約なら千円、電話予約なら1500円とする「1000円キャンペーン」を販売した。
観光庁のデータによると、国内個人旅行の際に「高速バス・路線バス」を利用する割合が約8%と少ないことを受け、同商品を開発した。また観光庁のデータによると年間国内旅行者数に占める50代以上の割合は約4割と高いことから55歳以上を対象にした。
キャンペーンの対象出発期間は7月30日まで。対象路線は走行距離100キロメートル以上の全路線。
同社は今後10年間の経営ビジョンとしてシニア層をターゲットにしていきたい考えを示しており、シニア層に向けた価値創造を行っていく。
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主要旅行業12社4月実績 |
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鉄道旅客協会が5月29日に発表した、主要旅行業12社の4月の旅行販売取扱額は前年同期比3.4%減の2251億4840万円だった。
内訳は国内旅行が2.8%減の1399億6723万円、海外旅行が9.4%減の726億3989万円、外国人旅行が51.0%増の111億5734万円だった。
総取扱額が前年同月を上回った事業者はKNT—CTホールディングス、農協観光、読売旅行、日通旅行の4社だった。
国内旅行で前年同月を上回った事業者は、名鉄観光サービス、読売旅行の2社。海外旅行で前年同月を上回った事業者は、KNT—CTホールディングス、トップツアー、東武トラベル、農協観光、日通旅行の5社。このうち農協観光と日通旅行は2ケタの伸び。
外国人旅行は取り扱い11社中10社が前年を上回った。1ケタ増はトップツアー1社、2ケタ増がジェイティービー、日本旅行、KNT—CTホールディングス、農協観光、西鉄旅行、日通旅行、阪急交通社の7社、3ケタ増がトップツアー、東武トラベルの2社だった。 |
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