ユーコム、「フロントマネージャー・旅館版」をバージョンアップ |
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タブレット端末と宿泊カードを連携させて簡単に取り込むことができる |
予約システム専用のパッケージソフト「ホテルマネージャーシリーズ」などを提案するユーコム(岡山市)はこのほど、シリーズの基幹システムである「フロントマネージャー・旅館版」をバージョンアップした。旅館版は、旅館・リゾート向けの専用システム。宿泊者の出迎えから出発まで、予約で入力された食事、施設利用、手配などをもれなく管理するもの。「今回のバージョンアップにより、より効率的に施設管理ができるようになる」と同社。
バージョンアップの大きなポイントは、タブレット端末と宿泊カードを連携させて簡単に取り込めるようにしたこと。画像データでそのまま保存もできるので、これまで紙で行っていた保管が必要ない。時間と手間を省くことができるようになる。
また、送迎などを行う運転手への変更やキャンセルなどの情報を携帯メールで簡単に送ることもできるので、情報の行き違いや抜け落ちも防げるという。
ホテルマネージャーシリーズはビジネスホテル、シティホテル、旅館を中心に450施設以上の導入実績がある。
同シリーズは、トータルでシステム構築ができる点が大きな特徴。宿泊施設管理、レストラン会計、婚礼・宴会管理、会場レイアウト作成、売掛金管理、買掛金管理、厨房管理などのシステムを取りそろえる。必要に応じたシステムを組み合わせることで施設に合った最適な提案が可能という。
問い合わせ先は、ユーコムTEL086(234)7343。
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書評「ホテルと旅館の事業展開」 |
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東洋大学国際地域学部准教授の著者が、日本を中心に、世界の宿泊産業の事業展開について、その概略を説明している。
第1章「ホテルとは?旅館とは?」から第8章「宿泊産業の将来」までで構成。第3章「宿泊産業の現状」では、大都市のホテルと温泉地の旅館の現在の勢力図、第4章「宿泊ビジネスの構造」では、「所有と経営と運営の分離」が進む宿泊事業の現状を解説している。
宿泊業の現状を学ぶのに適した教科書的一冊。
創成社刊。A5判、192ページ。1800円(税別)。
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