教育旅行は東北へ、学校・旅行業向けにセミナー |
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セミナーの様子 |
東北観光推進機構は7月30日、首都圏の中・高等学校と旅行会社を対象にした「東北教育旅行セミナー」を都内で開催した。東日本大震災後は東北への教育旅行の多くが中止となり、3年経った今も徐々に戻りつつあるが震災前までの水準には達していない。セミナーでは東北での教育旅行の事例を発表するなどして誘致をアピールした。
千葉県八千代市立大和田中学校は、山形県置賜地区で農業民泊体験を中心とした修学旅行を5月に実施。この事例を発表した同校の谷脇光教諭は「学校には良い子もいれば、指導が困難な子もいる。どの子にも民泊の方々は同じように接してくれて、全員が楽しかったと言って帰ってきたことが大きな成果」と話した。赤湯温泉「いきかえりの宿 瀧波」にも宿泊しており、ここでは「伝統的な日本旅館に泊まって、日本の文化に触れることを重視した」という。
東京都立蒲田高等学校はエンカレッジスクールとして、生徒に自信をつけさせるため体験活動を重視。青森県平川市で行った宿泊体験研修について上村肇校長は「自己肯定感を育む活動となっており、教育方針と合致する」と意義を語った。
セミナーではまた、たざわこ芸術村・わらび座(秋田県)、宮古観光文化交流協会(岩手県)、糸魚川市産業部交流観光課(新潟県)の取り組みも紹介した。
東北観光推進機構では「国内事業の中で教育旅行は柱の一つ。これからも力を入れていきたい」(小野晋推進本部長)と話す。
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若年層開拓にゴルフ場が連携、SKE48の山内鈴蘭さんも応援 |
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記者発表会 |
じゃらんnet運営のリクルートライフスタイルは4日、若年層ゴルフ市場活性化企画「ゴルマジ!20」を始めた。20歳の若者限定で、ゴルフ場の9ホールプレーと、ゴルフ練習場での1時間100球が無料になる。
対象となる施設は全国のゴルフ場74カ所とゴルフ練習場128カ所。実施期間は8月4日から来年5月31日までの8カ月間。94年4月2日から95年4月1日までの間に生まれた男女を対象とし、実施期間中に4万人の動員を見込む。
PC、スマートフォンのゴルマジ!20サイトから専用アプリをダウンロードし、会員登録をすることで、施設検索や予約ができるようになる。ゴルマジはゴルフマジックの略。
ゴルフ市場活性化委員会(GMAC、馬場宏之委員長=写真後列右)、日本プロゴルフ協会(PGA、倉本昌弘会長=同後列左)などゴルフ業界13団体の協力を得て実現した。
同日、リクルート本社で行った記者発表には、ゴルフ好きアイドルとして知られ、今年12月で20歳になるSKE48の山内鈴蘭さん(同前列中央)も登場。「同世代の人とゴルフをしたことがないので、この企画が広がり、一緒にプレイできるようになると、ゴルフがもっと楽しくなりますね」と話した。
じゃらんリサーチセンターの調査によると、日本のゴルフ人口は米国に次ぐ世界2位で、全国にゴルフ練習場が約3400カ所、ゴルフ場が約2400カ所ある。ただゴルフ人口は91年の約1800万人をピークに11年の924万人まで連続して減少した。
プロゴルファーを代表して出席したPGAの倉本会長は「ゴルフ業界が一丸となってこの企画を応援している。将来的なゴルフ人口の拡大に期待している」と力強く語った。
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