8月の旅館・ホテル倒産は10件、負債28億円 |
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帝国データバンクによると、今年8月のホテル.旅館経営業者の倒産(負債1千万円以上の法的整理)は10件、負債総額は28億3200万円だった。
件数は前月比7件、前年同月比2件、それぞれ増加(233.0%増、25.0%増)し、5月と並ぶ今年最多を記録。負債総額は前月比8億円減少(22.0%減)、前年同月比11億1700万円増加(65.1%増)した。
件数は3カ月ぶりに2ケタを記録。ただ、今年に入り2ケタは2回のみと、前年と同数で、引き続き低水準にある。
負債総額も今年4番目の低さとなった。額が100億円の大台を下回るのは昨年4月以来17カ月連続。
1月からの累計は、件数が前年同期比18件減(25.0%減)の54件。負債総額が同186億3100万円減(38.1%減)の303億円。
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旅館たにがわ、フォトギャラリーをオープン |
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谷川岳の麓、群馬県みなかみ町の旅館たにがわは6月、日本山岳写真協会会長の橋本勝氏の作品を展示する「橋本勝 谷川岳フォトギャラリー」=写真=を館内に開設した。“世界一遭難者が多い”とギネスに認定されるほど険しくも美しい谷川岳の表情をいつでも鑑賞できる。
旅館内にプロの写真家の常設フォトギャラリーが設置されるのは珍しい。フォトギャラリーには宿泊客以外にも、旅行者、登山者、写真愛好家らが来館するという。
橋本氏の常設展とは別に「後輩写真家や多様な芸術分野の作家の発展の場にしたい」という橋本氏の想いから2カ月ごとに入れ替える企画展も行われている。
同社常務の久保英弘さんは「橋本さんは1点の作品を撮るために何日も谷川岳に通い、時には山にぶら下がりながら撮影するそう。だからこそ地元の人でも見たことないような谷川岳の表情が写し出されている」と語る。
多くの作品が富士フイルム最後の手焼きプリントによるもの。職人技の手焼きプリントの質感が、より迫力ある作品に仕上げている。
開館時間は午前9時から午後9時。入場無料。 |
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