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トラベル ■第2770号《2014年10月11日(土)発行》  
 

JTB、「おせちの鉄人」発売

 JTB国内旅行企画(大谷恭久社長)は3日、日本各地の旅館・ホテル、料亭などのおせち料理を年末に自宅に届ける商品「おせちの鉄人」を発売。近畿・中国四国に限定していた販売エリアを今年度から全国(東北〜九州)に拡大した。

 料理に定評のある施設を厳選し、167商品をラインアップ。鬼怒川温泉「鬼怒川金谷ホテル」をはじめとする17施設の24の新商品を加えた。「名旅館のおせち」「京都のおせち」「料亭のおせち」「ホテルのおせち」「中華のおせち」「有名レストランのおせち」「日本各地のおせち」の七つのテーマを設けている。

 昨年は、名旅館のおせちで奥城崎シーサイドホテルの「季魚菜 奥城崎の賑わい一段重」1万2600円が最も売れるなど、1〜2万円の価格帯が販売全体の76%を占めた。一方で、3万円台、5万円以上の高額おせちの販売も堅調に推移。今年も景気の回復基調と相まって高額おせちの販売が期待できるという。

 販売目標は昨年のおよそ倍増となる2万個。

 1商品から注文可能。申し込みは12月16日が締め切りで、12月29〜31日に配送される。



ANTA、16年3月に鹿児島で国内観光活性化フォーラム開催
 全国旅行業協会(ANTA、会長=二階俊博衆院議員)は、開催県を中心とした国内観光の活性化と着地型旅行企画事業の推進を目的とする2015年度「第11回国内観光活性化フォーラム」を16年3月17、18日に鹿児島市で開催する。都内で2日に開いた理事会で決めた。

 九州での開催は06年3月の第4回熊本大会以来、10年ぶりとなる。会場は鹿児島市民文化ホール。初日のフォーラムでは記念講演、パネルディスカッション、表彰式を実施し、その後に懇親・交流会を行う。2日目は鹿児島市内、甑島、南さつま、大隈、霧島でのエキスカーションなどを予定している。全国の5500ANTA会員から千人の参加を目指す。

 鹿児島県支部の大熊信久支部長は「全国から集まったANTA会員に鹿児島の食や自然をぜひ堪能してほしい」と話す。

 14年2月の第10回和歌山大会に引き続き、次回で2回目となる着地型旅行をテーマとしたイベント「地旅博覧会」を株式会社全旅(池田孝昭社長)が同時開催する。一般客3千〜4千人の来場を見込む。



JR九州、シンガポールの旅行会社とななつ星の販売契約締結
 JR九州は9月30日、クルーズトレイン「ななつ星in九州」の販売契約をシンガポールの旅行会社と締結したと発表した。海外の旅行会社との契約締結は香港、タイに次いで3社目。

 この会社はFollow Me Japan(西村紘一会長、従業員100人)で、JR九州によると訪日専門旅行会社としてはシンガポール最大。富裕層をメーンターゲットに営業を展開し、外国人が日本国内をレンタカーで周遊する旅行を「フライ&ドライブ」という新しい旅行スタイルとして確立している。

 西村氏は日本向けの旅行企画に積極的に取り組む姿勢が評価され、08年には観光庁からビジット・ジャパン大使に任命されている。

 同社はまず来年春に、ななつ星による3泊4日コース(3月24〜27日)を含むシンガポール発着の7泊8日ツアー(21〜28日)を設定する。料金は1人100万円から。



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