リクルートライフスタイル、旅館・ホテル対象に無料セミナー開始 |
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初日には横山氏の講義も |
じゃらん運営のリクルートライフスタイルは20日、旅館・ホテルの若手経営者・後継者16人を対象とした無料セミナー「次世代旅館・ホテル経営者育成プログラム2014」を始めた。
昨年までの過去2回は観光庁からの受託事業として実施。12年は山形大学を会場に16人、13年は山形大学と山口大学を会場に各16人を対象に行った。今回の第3回は、同社が費用を負担し、東京・丸の内のリクルート本社内会議室で16人を対象に行う。
スケジュールとプログラム内容は、第1タームが20〜22日の3日間で「意思とビジョンの創造」、第2タームが12月の3日間で「経営革新に向けた相互検討」、第3タームが2月の3日間で「事業計画の創造」、第4タームが3月の3日間で「最終成果発表会」。
経営者としての事業ビジョンの確認から戦略策定、実践学習を半年間にわたって行う。講義を分散させることで、「座学だけではなく、期間中に実際の経営でのアクションを起こしながら実践で学べるようにプログラムを設計した」(同社)。
初日の20日には、第1回の同プログラム受講者で、全旅連青年部第20代青年部長を務めた横山広大氏(土佐御苑専務)も講師を務めた。横山氏は「選ばれし旅館後継者としての自覚と責任」と題して講演。同プログラムの魅力や成果、自館で取り組んだ内容や失敗談などを赤裸々に語った。具体的な成果としては、(1)じゃらんクチコミが総合3.7から4.2に向上(2)大手旅行会社サービス点数が全国平均85点から95点に向上(3)13年度の売り上げが前年比10.1%増—などを挙げた。 |
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