リョケン、12月に鬼怒川で旅館大学セミナー開催 |
コンサルタントのリョケン(本社・静岡県熱海市)は12月17、18日、栃木県鬼怒川温泉の「きぬ川スパ・ホテル三日月」で通算154回目の「旅館大学セミナー」を開く。「パフォーマンス倍加戦略」をテーマに、リョケンの研究員が講演。恒例となった新しい年の「旅館の経営指針」も発表する。会場となるきぬ川三日月を経営するホテル三日月グループの小高芳男代表はグループの成長戦略、同ホテルの商品整備の詳細を語る。
「コストパフォーマンスを高める経営戦略」として、リョケンの研究員が三つの提言を行う。「商品づくり・販売促進」として、これから着目すべきニーズやネット時代の販売戦略、「合理化・満足度向上」として、運営の合理化と顧客満足実現のポイント、「組織活性・人材開発」として、自ら行動する人材の育成や社員の意欲を高める仕組みづくりを講義する。
リョケンからは「平成27年旅館の経営指針」も発表。今年同社が手掛けた旅館の商品づくりの事例も紹介する。
ホテル三日月グループの小高代表は「ホテル三日月グループの成長戦略と満足度追及」「きぬ川スパ・ホテル三日月 商品整備の道のり」と題して講演。創業以来黒字計上を続けるグループの成長の軌跡と経営戦略、鬼怒川での施設取得の狙い、北関東最大級の温泉テーマパークとしての商品整備へのこだわりなどを語る。
きぬ川ホテル三日月は同グループ4軒目のホテルとして2009年にオープン。屋内外の大規模なスパ施設、客前料理に特化したレストランほか、多くの客室を2ベッドの和洋室タイプに改装するなど近年増えている個人客などに対応した。
リョケンでは旅館経営者、幹部社員らを対象に受講者を募集している。受講料2万6千円(ほかに宿泊料など)。申し込みは12月10日までに同社TEL0557(83)2120。 |
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