京都市は12日、外国人旅行者向けの京都観光公式サイト「Kyoto Official Travel Guide」(
www.kyoto.travel)を全面刷新した。従来は8言語対応だったが、5言語を追加し、13言語対応とした。
従来は英語、中国語繁体字、中国語簡体字、ハングル、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語に対応。新たに追加したのはマレー語、トルコ語、アラビア語、タイ語、ロシア語。
トップページと宿泊予約ページに、世界最大の旅行クチコミサイト「トリップアドバイザー」へのリンクを設置。京都市の公式サイトの情報に加えて、旅行者の実体験などにもとづくクチコミ情報を参照できるようにした。
また、同公式サイト上に観光関連の民間事業者のサイトへのリンクも掲載。情報を集約することで、京都観光のポータルサイト化を目指した。
マルチデバイスへの対応も強化した。「4割を超える訪日客が事前に旅行情報をスマートフォンやタブレット端末で集めている」(同市)ことから、さまざまな端末に対応する表示方法(レスポンシブデザイン)を採用。現在京都市が民間事業者と連携して、地下鉄の駅やバス停など市内656カ所に設置しているKYOTO-WiFiを経由することにより、旅行前だけでなく、旅行中も公式サイトを使って自由に京都市内を散策できるようにした。