奈良県の国際級ホテル誘致が実現へ、県営プール跡地活用 |
|
県営プール跡地に建つ国際級ホテルが核となる「滞在型観光交流拠点」の完成イメージ |
奈良県は12月19日、県営プール跡地活用プロジェクトの優先事業者に、不動産開発やホテル経営などを行う森トラスト(東京都港区)を代表とした3社を優先交渉権者に決定したと発表した。県は課題だった国際級ホテル誘致への第一歩として期待している。
プロジェクトには3社ずつの2グループが応募。県や奈良市、奈良商工会議所など産官学の関係者による審査委員会の審査の結果、優先交渉権者が決まった。
審査委員会で森トラストを代表構成員とするグループは、「ホテル整備とブランド」で、進出ホテルが四つ星を獲得している世界的に認知度が高いブランドであることを明らかにした。ただし、契約交渉中のため、具体的なブランド名は、現段階では外部には非公表。
委員会は、外観が天平文化を象徴する社寺仏閣の特徴的な構成要素をデザインモチーフとして現代風にアレンジし、「奈良」を象徴する新たなランドマークになると期待を示した。
さらに「事業遂行能力」について、森トラストが、五つ星を含む国際ブランドホテルの事業実績を数多く有しており、ホテル事業計画も具体的で実現性が高いと結論付けた。
2016年3月に契約締結、17年3月に用地の引き渡しの予定。
|
|
沖縄県、1月中旬から花のカーニバルを開催 |
|
パンフレット |
沖縄県と沖縄観光コンベンションビューローは、1月17日〜5月6日の期間、「沖縄花のカーニバル2015」を開催する。沖縄に花を愛し育てる心を根づかせ、美しい花々で旅行者をもてなす「花と心を咲かせるオキナワンホスピタリティ」を展開。色とりどりの花々が楽しめるフラワーアイランドを目指す。期間中に県内47カ所でイベントを実施する。
1月17日〜2月22日は、海洋博公園中央ゲート、噴水広場などで「第10回美ら海花まつり」が開催される。花で表現する沖縄の生き物たちが公園内に登場。ステージイベントや参加型体験イベントなども楽しめる。
2月7〜15日は、海洋博公演熱帯ドリームセンターとその周辺、熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で「沖縄国際洋蘭博覧会」が開催される。約2万点のランが展示される国際規模のイベント。
また、1月17日〜2月28日の期間は「Welcome Flower」として、フラワーアイランドの趣旨に賛同した40社のホテルが玄関やロビーなどを色鮮やかな花々のオリジナルディスプレイで飾り、観光客を迎える。
|
|
岩手県、JR東と連携し冬期キャンペーン開始 |
いわて観光キャンペーン推進協議会(事務局・岩手県商工労働観光部観光課)は1月1日、JR東日本と連携して冬期観光キャンペーンを開始した。首都圏のJRの主要駅を中心にポスターなどを掲出し、冬の魅力をPRする。3月31日まで。
10月から開催している「うまっ!いわて秋冬期観光キャンペーン」の重点期間として行う。
ポスターなどには、岩手県出身の漫画家、池野恋氏の代表作「ときめきトゥナイト」のキャラクターを活用。「ときめき」をテーマに温泉、雪遊び、食などを紹介。「泊まってときめき!プレゼントキャンペーン」も実施。岩手県または青森県八戸市、秋田県鹿角市・小坂町の宿泊施設に泊まった旅行者先着千人にオリジナルグッズを贈る。
また、同協議会では、沿岸地域の震災復興に向け、内陸との間を結ぶいわて三陸観光応援バスツアーの運行を支援中。対象は県内バス事業者3社が運行する「陸前高田・大船渡号」「遠野・釜石・大槌号」「浄土ケ浜・田老・龍泉洞・陸中海岸うみねこ復興応援号」の3コースとなっている。 |
|