訪日外国人客1300万人到達、成田でセレモニー |
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成田空港で開かれたセレモニー |
2014年の訪日外国人旅行者数が12月22日に1300万人に到達した。アジアの経済成長や円安の進行、査証(ビザ)の要件緩和、プロモーションの効果などを背景に、13年に記録した1036万4千人を大幅に上回った。
日本政府観光局(JNTO)によると、1〜11月の訪日外国人旅行者数は、前年同期比28.2%増の1217万8千人。12月も好調に推移し、同22日に1300万人に達した。12月は前年の86万4千人を上回り、過去最高を見込む。
観光庁は同日、1300万人到達の記念セレモニーを成田空港第1旅客ターミナルで開いた。太田昭宏国土交通相、観光庁の久保成人長官、JNTOの松山良一理事長らが出席し、訪日旅行者に感謝するとともに、くす玉を開いて成果を祝った。
太田国交相は「1300万人は大きな成果。2020年に向けて2千万人を目指す。受け入れ態勢を整え、日本の魅力の発信を強化し、さらに地方にも多くの外国人をお迎えしたい」とあいさつした。
1300万人目となった旅行者は、観光目的で来日したインドネシア人のインドラジャティ・エディさん一家。ジャカルタ発の全日空(ANA)便で到着した。日本の観光関係者から記念品や航空券を贈られ、笑顔を見せていた。
セレモニーには千葉県の諸橋省明副知事、小泉一成成田市長、成田国際空港の夏目誠社長、ANAの篠辺修社長らも出席した。 |
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