アクアス、レジオネラ新検査法の受託開始 |
アクアス(東京都目黒区)は5日から、浴槽水のレジオネラ属菌の生菌だけを選択的に検出する新しい遺伝子検査法「EMA—qPCR法」の受託を行う。従来の検査方法に比べ、精度が高くなり、正確な汚染度を把握することができる。
レジオネラ属菌は、主に浴槽水を感染源とする呼吸器感染症「レジオネラ症」の原因菌。肺に取り込むことによって発熱や頭痛、重い場合は肺炎に伴う高熱や呼吸困難が発症し、死亡例も報告されている。
新しい検査法は、検査に要する時間が従来の方法(「LAMP法」など)とほぼ同じ。最短約4時間で結果を得ることができる。そのため、検体を同社に持ち込んだ当日に結果が判明し、すぐに対策を取ることが可能。
同社では、茨城県つくば市内に月間2千検体のレジオネラ属菌の検査能力を持つ分析センターを設置。宿泊施設や温浴施設から、浴槽水の検査や衛生管理の相談、対策などを総合的に受け付けている。
問い合わせ先は、アクアスフロンティア温浴事業部TEL03(3783)7489。 |
|