ANTA、観光復興支援ポスターを制作 |
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第4弾のポスター |
全国旅行業協会(ANTA、二階俊博会長)は、東日本大震災からの国内観光の復興と日本各地の観光振興を支援するため第4弾となる「2015年版全旅協観光復興支援ポスター」を制作。12月下旬に各支部や観光関係の政府機関、各自治体、観光関係団体など700カ所に送り、掲出と周知の協力を要請した。
ポスターは、東日本大震災で被害を受けた東北・東日本地域に対する風評被害の払拭と同地域への送客支援を呼び掛ける「東北・東日本観光復興支援キャンペーン」活動の一環。11年から「がんばろう東北・東日本」「ようこそ中国・四国」「でかけよう近畿」と題して毎年作成してきた。
今回は「『地旅』で出会う日本の笑顔 でかけよう東海・北陸・信越! 魅力的な日本へ!」のフレーズで、東海・北陸・信越地方の主な祭りなどをデザインした。サイズはA1とB1の二つ。東海・北陸・信越地方をはじめとする日本各地への旅行需要を喚起していく。
ポスターに描かれているのは新潟県「レルヒ少佐」、長野県「御柱祭」、富山県「おわら風の盆」、石川県「御陣乗太鼓」、福井県「越前竹人形」、岐阜県「鵜飼い」、静岡県「伊豆の踊子」、愛知県「三河万歳」、三重県「伊賀の忍者」、そして、3月開業予定の「北陸新幹線」。
ANTA5400会員には会報誌とともにカレンダー版を送っている。
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はとバスが成人式、バスガイド23人が門出祝う |
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明治神宮で記念撮影に臨むガイドら |
はとバスは9日、都内で同社バスガイドの成人式を行い、対象者24人のうち23人が出席した。新成人を迎えたガイドらは、新たな気持ちで今後の業務精励を誓った。
同社では、祝日の成人の日が業務多忙で、成人を迎えるガイドが地元の成人式に出席できないため、1962年から会社主催の成人式を成人の日よりも前倒しで実施しており、今年で54回目。
今回成人を迎えるのは2013年3月入社の2年目のガイド。出身地は北海道から九州までの16道府県に及ぶ。
23人は早朝に会社に集合し、着付けと写真撮影を行った後、明治神宮に移動。業務で明治神宮に来ることは多いが、個人的に来ることはめったになく、皆リラックスした表情で記念撮影と参拝に臨んだ。
福島県田村市出身の真壁南さんは、東日本大震災で通学していた高校の校舎が損壊した上、原発事故で友人の多くが避難した影響で、長期間授業を受けられなかった経験を持つ。今でも多くの友人らが仮設住宅で暮らしているという。
真壁さんは「震災の時は大変だったが、ガイドになってこうして会社が成人式をやってくれてうれしい」と喜びを語り、「今日を機に新たにスタートしたと思って仕事を頑張りたい」と気を引き締めていた。 |
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主要旅行業13社11月実績 |
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鉄道旅客協会が12月26日に発表した主要旅行業13社の11月の旅行取扱額は、前年同月比1.7%減の3049億3275万円だった。
内訳は国内旅行が0.6%増の2069億6698万円、海外旅行が9.3%減の862億7987万円、外国人旅行が30.4%増の101億7059万円だった。
総取扱額が前年同月を上回ったのは5社だった。国内旅行はジェイティービー、日本旅行、KNT—CTホールディングス、京王観光、農協観光、西鉄旅行、日通旅行、ジェイアール東海ツアーズの8社、海外旅行は5社、外国人旅行は取り扱い11社中10社だった。
4月からの累計は、総取扱額が前年同期比0.3%減の2兆3695億4761万円だった。前年同期を上回ったのはジェイティービー、日本旅行、トップツアー、西鉄旅行、日通旅行、ジェイアール東海ツアーズの6社だった。
分野別では国内旅行が0.3%増の1兆5008億1825万円、海外旅行が3.3%減の7884万5296万円、外国人旅行が32.3%増の687億1008万円だった。国内旅行で前年同期を上回ったのは4社だった。 |
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