10~12月期の外客消費額、52%増の5605億円 |
速報値で年間2兆円を超えて過去最高になった2014年の訪日外国人の旅行消費額。観光庁は1月30日、14年10〜12月期の詳細を発表した。旅行消費額は前年同期比51.6%増の5605億円で四半期当たりの過去最高額を更新。1人当たりの旅行支出は同8.6%増の15万2471円だった。
主な市場では、中国が同102.5%増の1429億円で旅行者数の増加に伴い約2倍となり、消費額全体の約4分の1を占めた。台湾は同52.6%増の949億円、韓国は同48.9%増の610億円、香港は同41.7%増の415億円、米国は同5.7%増の384億円。
1人当たりの旅行支出は、中国が同4.3%増の23万154円、米国が同4.5%減の16万7615円、香港が同4.0%増の15万4343円、台湾が同16.4%増の13万3812円、韓国が同0.4%増の8万284円だった。
1人当たりの旅行支出(15万2471円)を費目別にみると、買い物代が5万6920円、宿泊費が4万4025円、飲食費が3万964円、交通費が1万6554円、娯楽.サービス費が3375円、その他が634円になった。 |
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JTB西日本、訪日外国人客専用の案内所開設 |
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オープニングイベントとして茶道のデモンストレーションが行われた |
JTB西日本は昨年12月10日、訪日外国人観光客専用の観光案内所「KANSAI TOURIST INFORMATION SHINSAIBASHI」を外国人観光客に人気の心斎橋筋商店街にあるトミーヒルフィガー3階(大阪市中央区)にオープンした。
関西を訪れる外国人旅行者に関西の観光情報の提供や旅行の手配などのサービスをワンストップで提供。また、外国人観光客を受け入れる地域の自治体や関係事業者、グローバル展開を目指す企業に対して訪日外国人旅行者との「マッチングの場」を目指す。
観光情報サービスだけでなく、自動両替機やオリジナル立体ミニフィギアを制作できる3Dプリンター(有料)などのサービスも開始する予定。アジアの主要4カ国の海外エージェントデスクも設置する。
外国人観光客が興味を引くような企業のPRイベントを開催するスペース、旅行ガイドブックなどを閲覧できるスペース、無料Wi‐Fiや無料インターネットコーナーも設置した。 |
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