金沢市観光協会は、着地型旅行商品の企画、造成をはじめ観光振興に関わる事業を推進するため、「地方創生特別募集」として職員を募集している。24日に応募受け付けを開始した。観光関係の業務経験を持つ人が対象。「地方創生」における地方への人材還流の観点から、地元に限らず東京圏など全国から広く人材を求めている。応募の締め切りは3月9日(必着)。
職務内容は、旅行商品の企画、立案、造成のほか、観光誘致、宣伝、振興など観光に関する業務。勤務地は金沢市の同協会事務局。採用予定人数は1人程度。
応募要件は、観光関係の職務経験が5年以上あり、国内旅行業務取扱管理者または総合旅行業取扱管理者の資格を有することなど。採用時期は4月以降の予定だが、採用予定者の就業状況などを考慮して決定する。
試験案内・申込書類を金沢市観光協会のホームページ「金沢旅物語」(
http://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/)からダウンロード。申込書類と課題論文を郵送で提出する。第1次試験の書類選考を経て、面接、適性検査などの第2次試験を3月22日に金沢市内で行う予定。
金沢市観光協会では、3月14日の北陸新幹線金沢開業や2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、観光素材の磨き上げや国内外への情報発信、金沢ファンづくりなどを重視。採用する人材には、「戦災を受けることなく、現在に受け継がれた伝統工芸、伝統芸能、食文化など、地元でしか体験できない、味わえない、金沢ならではの魅力を生かした観光事業の推進を期待する」としている。
問い合わせは、同協会事務局TEL076(232)5555まで。