観光庁は、無料公衆無線LAN(Wi-Fi)を利用できるスポットに掲出する共通のシンボルマークを作成した。訪日外国人旅行者に利用環境を分かりやすく示すためで、利用可能なスポットを専用ウェブサイトなどに表示して海外にも周知していく。
総務省と連携して昨年8月に設置した無料公衆無線LAN整備促進協議会でシンボルマークの導入を決めた。デザインは、政府が訪日旅行促進のプロモーションに使っているマークを活用した。
シンボルマークの掲出基準は、接続料が無料で、初期画面が多言語で表示されるなど外国人が簡単に利用できること。接続料は、一定期間を経過すると有料の契約を促すサービスも対象にする。
無料公衆無線LANを利用できるスポットを地図で表示したり、検索できたりする専用ウェブサイトを4月1日に開設する予定。国内の観光事業者がシンボルマークの掲出を申請する窓口もウェブ上に設ける。
シンボルマークは、現地への掲出のほか、旅館・ホテルなどのホームページに掲出して利用環境の完備をPRすることも可能だ。
専用ウェブサイトの開設前にシンボルマークの掲出を申請したい場合は、メールで担当窓口(
hqt-Japan.FreeWi-Fi@ml.mlit.go.jp)に連絡する。