JR西日本と九州5県、4月からリメンバー九州キャンペーン |
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リメンバー九州のパンフレット |
JR西日本と九州5県は、各県内の市町村、観光事業者、交通事業者や大手旅行会社と連携し、3年目を迎える観光キャンペーン「リメンバー九州」を4月1日から来年3月31日まで実施する。
2月から実施している山陽新幹線全線開業40周年キャンペーンと連動し、「新しい、ふたたびの風景へ。」をコンセプトに、「こころに残る、想い出の場所へ。あなたの大切な人ともう一度。」のメッセージを込め、夫婦をはじめ仲間同士、親子など大切な人との九州旅行が新しい想い出の地となる企画とした。
JR西日本管内や首都圏、中京圏の主な旅行会社で「リメンバー九州」キャンペーン特別企画を楽しめる専用旅行商品を発売。プロモーションとして、昨年度同様、団塊世代に人気の谷村新司さんを起用。さまざまな旅行シーンをテレビCMをはじめ、駅、車内、ウェブなどでPRする。またJR西日本のホームページ「JRおでかけネット」内の「リメンバー九州特設ページ」では、テレビCMで紹介したロケ地やキャンペーン特典を活用したお得な九州のめぐり方などを紹介し、旅行の機運を盛り上げていく。
キャンペーン専用の旅行商品を購入すると九州旅行で楽しめる特典や観光情報が満載の「リメンバー九州パスポート」がプレゼントされる。パスポートは九州スイーツを楽しめる特典を用意。今年度は提供商品を各県1商品から3商品の計15商品に拡大。各県ならではの体験企画やリメンバー九州キャンペーン限定の特典も用意した。
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国内旅行DI、1〜3月は2年ぶりのマイナス |
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日本旅行業協会(JATA)はこのほど、会員旅行会社に四半期ごとに実施している「旅行市場動向調査」の3月期結果を発表した。国内旅行の現況(1〜3月)は、景気動向指数DIが3カ月前(10〜12月)の8から10ポイント下落してマイナス2となった。マイナスは2年ぶり。3カ月後(4〜6月)は7と今回の下落を取り戻す見通し。
国内旅行の現況を方面別に見ると、上昇は3カ月前のマイナス25からマイナス23となった静岡(含む伊豆)のみで、総じて下落傾向。プラスを維持したのは12から8の東京(含む横浜、浦安)と21から9の京阪神。東北がマイナス20からマイナス35と15ポイント減、京阪神が21から9、九州と奄美・沖縄が5からマイナス7とそれぞれ12ポイント減となった。
3カ月後は、北陸がマイナス20から4と24ポイントの大幅な改善でプラスに転じる。東北がマイナス35からマイナス28と7ポイント増、甲信越がマイナス25からマイナス20と5ポイント増となるなど総じて改善し、減少はマイナス7からマイナス10となる九州のみ。
調査は2015年2月9〜25日に会員旅行会社595社を対象にインターネットで実施。325社から回答を得た。 |
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主要旅行業50社1月実績 |
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観光庁が20日に発表した1月の主要旅行業50社の取り扱い状況(速報)は、総取扱額が4120億4961万円で前年同月比0.1%増だった。
内訳は国内旅行が1.6%増の2674億522万円、海外旅行が3.9%減の1381億3634万円、外国人旅行が45.9%増の65億805万円だった。
旅行会社からの聞き取りでは、国内旅行は引き続き関西方面が好調。海外旅行は円安の影響で、旅行者の消費マインドが冷え込んでいる印象。外国人旅行はビザ緩和の影響により、東南アジアからの旅行者が増加している。
取り扱いの合計が前年同月を超えたのは50社中23社。国内旅行は取り扱い47社中28社、海外旅行は49社中18社、外国人旅行は31社中21社が前年を超えた。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比3.1%減の1099億4443万円。内訳は国内旅行が0.4%減の637億370万円、海外旅行が6.9%減の458億5540万円、外国人旅行が83.8%増の3億8533万円となっている。
募集型企画旅行の総取扱人数は、前年同月比6.7%減の263万3277人。内訳は国内旅行は6.7%減の236万4816人、海外旅行が9.0%減の25万424人、外国人旅行が43.1%増の1万8037人だった。 |
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