日産化学工業（東京都千代田区）は、浴槽やプールなどのレジオネラ属菌や黄色ブドウ球菌、大腸菌などの各種雑菌を三つの効果「トリプル効果」で除菌する「ハイライトSPA—FC3」をさらに強力にした除菌剤「ハイライトSPA—FC3プラス」を新発売した。

　従来品のハイライトSPA—FC3は、A・B・Cの3剤で構成。A剤（酸素系製剤）の発泡効果で配管内に付着する頑固なバイオフィルムを徹底的に剥離させ、B剤（塩素系製剤）の発泡効果で浮遊したレジオネラ属菌を除菌、C剤（中和剤）が水中に残る薬剤を中和して安全性を保つ。

　新商品では前処理剤として「スケール溶解剤」を追加。同剤は、バイオフィルム増殖の土台となるカルシウムスケールを溶解し、バイオフィルムをはがしやすい状態にする。さらに、洗浄後にバイオフィルムを付きにくくする。

　作業手順はまず、水を循環させながら前処理剤を投入して1時間循環。次にA剤を投入して1時間循環。その後、B剤投入で15分間、C剤投入で15分間循環し、排水・給水といったすすぎ工程に移る。短い時間で除菌洗浄できるため、営業を休止する必要がない。水量1〜3立方メートル当たり1ケースの割合で使用する。

　新商品は別売りの中和剤や消泡剤が不要。発泡ガスは人体に無害な酸素ガスで劇物・危険物には該当しない。

　1ケース17キロ入り（前処理剤、A剤、B剤、C剤各1袋）。この件についての問い合わせ先は、日産化学工業化学品事業部ファインケミカル営業部TEL03（3296）8040＝本社、TEL06（6346）7130＝大阪、TEL092（432）3422＝福岡。

　観光経済新聞社は20日、2015年度版「5つ星の宿」を発行する。北は北海道から南は鹿児島まで、旅行業の支持を得た一流旅館・ホテルを掲載している。

　5つ星の宿は、弊社が主催する「人気温泉旅館ホテル250選」で通算5回以上入選した施設に贈られる称号。14年度は226軒の宿が認定され、15年度版はこのうちの115軒を掲載。

　各施設の外観や風呂、食事などをカラー写真で紹介するとともに、宿の特徴や温泉、地図などの情報をコンパクトにまとめている。特に今回は、宿そのものや食事、温泉などにこだわる女性を意識し、各宿がとっておきの女性向けサービスを紹介している。宿選びの参考になりそうだ。

　また、華道家の假屋崎省吾さんや日本料理店「分とく山」総料理長の野郫洋光さんにインタビュー取材し、旅館のおもてなしやお客さまに感動を与えるサービス、料理のあり方などについて聞いた。このほか、日本温泉協会の大山正雄会長が日本の温泉について寄稿している。

　巻末には弊社社長、積田朋子が「名旅館の条件と上手な選び方」を執筆している。

　14年度版と同様、15年度版もワイド版とし、1ページ、2ページ、4ページ掲載となっている。B4変形判180ページ。定価1800円（税込み）、送料340円。問い合わせは出版部TEL03（3827）9800。info@kankokeizai.com