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旅館・ホテル ■第2796号《2015年5月2日(土)発行》    
 

栃木県旅組青年部長に梅川荘の若色氏
若色新部長

 栃木県旅館ホテル生活衛生同業組合青年部(54部員)は4月22日、同県日光市の「日光千姫物語」で総会を開き、平成27、28年度の新部長に若色潤氏(塩原温泉・旅館梅川荘)を選んだ。若色新部長は「部員一人ひとりの利益につながる、魅力ある青年部にしたい」と就任の抱負を述べた。

 27年度事業計画は「親組合との連携、融合の強化」「協賛企業との連携強化」「利益を生み出す事業への積極的参加」「新入会員の勧誘、拡大」「研修会、セミナーの実施」「関係諸団体との親睦、交流」など。

 全旅連青年部には4氏、青年部北関東信越ブロック会には3氏が出向する。

 退任した成瀬裕前部長(奥日光湯元温泉・ゆの森)は「2年間の任期中に感じたことは部員の減少だ」としつつ、「青年部活動を通して仲間と情報を共有することで、自社の経営に大いに役立った。2020年のオリンピックを控え、われわれもグローバルに活動を展開していかねばならない。次期体制では『魅力ある栃木』を広くアピールしてほしい」と述べた。

 来賓で出席した全旅連青年部の阿部尚樹副部長(群馬県・尚文)は「青年部は『One for All、All for One』をスローガンに2年間事業を進める。Oneは部員、Allは組織。部員一人ひとりの意見を吸い上げて事業に反映させたい」と述べた。

 来年度の総会は宇都宮市内で開催する。



カトープレジャーグループ、熱海に高級旅館開業
加藤社長

 カトープレジャーグループ(KPG、東京都渋谷区、加藤友康社長)は4月22日、同1日に静岡県熱海市に開業した高級旅館「ATAMIせかいえ」の概要を発表した。

 同旅館は伊豆山山頂付近に位置し、相模湾を一望できるテラスを備えた全12室露天風呂完備の“ラグジュアリー”旅館。オーナーは経営コンサルタントの大前研一氏が社長を務める研修企業、ビジネス・ブレークスルーで、建築デザインは石井建築設計事務所が担当。

 館内に大会議室1室、小会議室4室、エグゼクティブ研修室1室を備え、「『知×遊』をコンセプトとした研修施設を兼ね備えた温泉旅館」(加藤社長)としてKPGが運営する。

 専門家と提携し、2泊3日のファスティングプログラム、1日2組限定のウォーキングメソッド・パーソナルレッスンプログラムなど独自の宿泊プランも提供。加藤社長は「例えば3泊4日で年間数回滞在していただけるような、旅館の新しい利用形態を創り出したい」と抱負を述べた。

 4月12日付の日経新聞が、KPGの2旅館「箱根・翠松園」「熱海ふふ」を不動産大手のヒューリックが40億円で買収すると報じたことについては、「事実ではない」と否定。「ヒューリックとは業務提携する。詳細は6月に発表する」と話した。





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