日本公庫調査、小企業の売上DIが減少 |
日本政策金融公庫はこのほど、全国小企業月次動向調査の3月分を公表した。同月の小企業の売上DI(前年同月比で増加した企業割合から減少した企業割合を引いた値、季節調整値)はマイナス24.3で、前月のマイナス8.6から15.7ポイント減少した。前年同月が消費税率引き上げ直前月で駆け込み需要があったこともあり、反動でDIも大きく低下した。4月はマイナス9.3で、同月から15.0ポイント改善する見通し。
調査は4月1〜3日、同公庫取引先の小企業(従業者20人未満。卸売業、小売業、飲食店は10人未満)1500社に行い、このうち1098社から有効回答を得た。
業種別では、製造業が前月比11.8ポイント減のマイナス19.1。非製造業が同16.0ポイント減のマイナス25.0。非製造業6業種では、サービス業が同28.2ポイント減のマイナス26.7。運輸業が同32.6ポイント減のマイナス15.1。
4月の見通しは、製造業が今月比16.9ポイント増のマイナス2.2。非製造業が同16.9ポイント増のマイナス8.1。非製造業6業種では、建設業と運輸業が低下し、ほかは改善の見通し。運輸業の中では、個人タクシーが11.1と、3月のマイナス2.2から上昇し、プラスに転換する見通し。 |
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