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地域観光 ■第2802号《2015年6月20日(土)発行》    
 

ふるさと旅行券で観光需要拡大の動き
香川県の女子旅プレミアムクーポンの特設サイト

 政府の補正予算として編成された国の地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金(地域消費喚起・生活支援型)。観光需要の拡大に活用でき、地方自治体の「ふるさと旅行券」の発行が話題だ。単にプレミアムを付けた宿泊券の発行だけではなく、地域の観光の現状や戦略に沿って、ひと工夫加えた活用策も打ち出されている。香川県、北海道、栃木県の事例を紹介する。

事業効果の持続に期待
 香川県は6月から、「せとうちアートにふれる女子旅プレミアムクーポン」事業を展開している。アートに関心を持つ女性をターゲットに、認定した旅行会社の旅行商品の利用にクーポンを提供して参加者の費用を割り引く。

 県内にだけ宿泊する旅行商品で、出発地は関東、東北、新潟、北海道の16都道県に限定した。クーポン1枚で8千円割り引く。2万泊分を発行。クーポンは1泊する商品で1枚、2泊する商品で2枚、3泊以上する商品で3枚使用できる。

 クーポン事業は、効果が拡大、持続し、終了後も誘客につながるように組み立てた。香川県交流推進部観光振興課の加藤敬課長補佐は「一般に女性は情報発信力が高い。口コミやSNS(ソーシャルメディア)を使った拡散効果に期待している。アートをテーマにしたのは、来年の瀬戸内国際芸術祭などの集客につなげる狙いがある。旅行商品を対象にしたことで、旅行会社の商品造成も促進できる」と話す。

 特設サイトを立ち上げて対象の旅行商品を紹介し、各旅行会社のホームページから予約できるようにしている。16日現在で8社10商品が掲載されている。期間は来年1月31日までで、掲載商品は順次増やす。

旅行消費を全域に波及
 北海道は、道民の道内観光の需要を喚起する旅行券事業、道外、海外からの旅行者を対象にした旅行券事業、バスツアーの支援事業などを計画している。発売時期、発行部数などは調整中だが、使用期間は閑散期である9月から来年2月に設定している。

 事業展開について北海道経済部観光局国内誘客グループの新田清文氏は「北海道全域で観光消費を増やし、経済効果を行き渡らせることと、閑散期の需要喚起が狙い」と説明する。

 閑散期の観光客の8割以上を占める道民向けには「道産子旅券」を発行する。札幌市内を除く宿泊・観光施設で使用できる額面1万円の旅行券を8千円で販売する。

 道外客の誘客には、プレミアム付き旅行券の発行や旅行会社への助成を行う。国内客向けの旅行券は、新千歳以外の道内空港の利用が条件。外国人向けは、札幌市以外の免税店、観光施設で利用できる旅行券を検討。旅行会社向けには、旅行商品やバスツアーの販売拡大につながる助成を行う予定。

宿泊・日帰り外客も拡大
 栃木県は、消費者に対するプレミアム付き宿泊券の販売などとともに、旅行商品を対象にした施策として旅行会社とツアー参加者への助成を実施する。インバウンド振興にも交付金を充て、重点市場である台湾からの旅行に助成を行う。

 登録宿泊施設で使える額面1万円の宿泊旅行券を5千円で販売。6、9月の2期に分けて抽選で販売する。県が昨年4月から発行している特典・スタンプラリー付きの周遊パスポートを併せて提供し、県内の周遊を促す。このほか宿泊予約サイトで宿泊割引クーポンの提供を7月に始める。

 県外を発地として県内に宿泊する旅行商品への助成は、旅行会社にインセンティブとして参加者1人当たり千円を助成するほか、参加者の費用を5千円割り引く。栃木県は東京などからの日帰り旅行も多いことから、日帰りバスツアーの需要喚起に向けて旅行会社にバス1台当たり5万円を助成し、参加者の費用を2500円割り引く。誘客目標は5千人、バス200台。

 台湾向けの助成制度は11月ごろの開始を予定。栃木県の昨年の外国人宿泊者数約15万人のうち台湾は約3万人で最多の市場。来県を促し滞在日数を増やすため、旅行会社への宿泊数当たりの助成と、旅行者の費用の割り引きを実施する予定。誘客目標は千人を設定している。



山形県、ポストDCを開幕
山形駅でのセレモニー

 昨年開催された山形デスティネーションキャンペーン(山形DC)を踏まえたポストDCとして、「山形日和。」観光キャンペーンが13日に開幕した。情報発信を強化し、DCの成果を生かした誘客に取り組む。期間は9月12日まで。

 山形県内各地でオープニング式典が行われた。メーン会場の山形駅での式典には、吉村美栄子知事(山形DC推進協議会会長)、松木茂JR東日本執行役員仙台支社長、来賓の野川政文県議会議長ら関係者が出席した。

 吉村知事は「昨年は県民総参加、全産業参加のもと、10年ぶりのDCに取り組み、多くの成果があった。本県には豊かな自然、精神性の高い伝統文化など、国内外に誇れる宝がある。連携を強化し、観光立県に向けて取り組んでいく」とあいさつした。

 JR東日本の松木仙台支社長は「山形のキャンペーンの素晴らしさは、地域が一体となって取り組むことだ。観光素材にスポットをあて、満足度の高い旅行商品の造成に取り組んでいる。7月にはJR6社が一丸となり重点宣伝企画を展開する。ポスターを全国の主要な駅に掲示し、山形への販売を強化する」と述べた。

 ホームには、新幹線で全国初のイベント列車「とれいゆ・つばさ」が到着。DCの関係者が、山形県産ブランド米「つや姫」のプレゼントや和太鼓の演奏で乗客を出迎えた。

 山形の夏は、サクランボに始まり、多彩な祭りで盛り上がる観光シーズン。ポストDCのキャンペーンでは、昨年のDCを契機に取り組んだ2次交通の整備やおもてなしの向上などの成果が試される。



高知県、架空の旅行会会社を設立、6ツアーを用意
尾﨑知事が発表会でPRした

 高知県は3日、架空の旅行会社「高知家 エクストリームトラベル社」の設立発表会を東京・上野で行った。架空の旅行会社を通じ、地元の人しか知らない高知の隠れた魅力を発見できる旅をPR。第1弾として「路面電車で土佐の宴を!」など六つのツアーを用意した。

 尾﨑正直知事は設立の一番の狙いを「来県者層の拡大」とし、「高知ならではの『度を超した』と言われるような究極の旅を提供する」と意気込みを語った。年間約30のツアーを発表する。

 第1弾として発表されたのは6コース。

 「路面電車で土佐の宴を!」は、高知ではよく行われる路面電車を貸切居酒屋に見立てて、土佐の地酒と食を満喫できる。

 「四万十川を全身で体感!」は、川遊びや漁師とともに川漁を行い、とれたての魚を地元流に味わうもので、天然うなぎ付き。

 「四万十の屋形船でホタル浴!」は、四万十の屋形船でホタル鑑賞を楽しみながら四万十づくしの食事を堪能できる。

 「70%!?クジラに、なんなく会える!」は、クジラ漁師とホエールウォッチングを楽しむツアー。

 「究極の癒しをあなたに!」では、海洋深層水テラピーとリラックス体験で美容に特化した。

 「土佐のお座敷遊びを極める!」は、土佐のお座敷遊びのフルコースを用意した。

 各ツアーは提携するJTBコーポレートセールスやとさでんトラベルで実際に申し込むことができる。



広島県、新スローガンは「カンパイ!」
左から遠野さん、三船さん、湯﨑知事、山本さん

 広島県は10日、東京・赤坂で「カンパイ!広島県」を新スローガンとする観光プロモーションの発表会を行った。昨年創刊され好評を得た「究極のガイドブック」の第2弾も披露し、広島市出身のミュージシャン奥田民生さんが表紙を飾ることなどが発表された。

 同県は3年前から「おしい!広島県」「やっぱりおしい!」「泣ける!」とスローガンを変更しながら観光プロモーションを展開してきた。今回は「広島県の多彩な魅力に酔いしれてほしい」との想いを込めて「カンパイ!」とつけられた。

 昨年創刊した究極のガイドブックは同県出身のミュージシャン「Perfume」が表紙や巻頭グラビアなどを飾り、初版の5万部がすぐに品切れになったことでも話題となった。今回は幅広い年齢層から支持される奥田さんを起用。初版は10万部発行する。

 発表会に出席した湯﨑英彦知事はガイドブックについて「続編を求める声が多かった。今回は467件の情報を盛り込み、広島の本質的な魅力を伝えるものにした」と自信をみせた。また、今年度の観光客数の目標については「13、14年と2年連続で6千万人を超えている。キャンペーンによって6千万人の維持を目指す」とした。

 発表会後半では、同県出身の山本モナさんが司会を務め、女優の三船美佳さん、遠野なぎこさんが広島の魅力についてトークを繰り広げた。





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