中小企業6月の売上DI、前月比7ポイント上昇 |
日本政策金融公庫はこのほど、中小企業景況調査の6月分を公表した。同月の中小企業の売上DI(前月比で増加した企業割合から減少した企業割合を引いた値、季節調整値)は1.3で、前月比6.9ポイント上昇した。DIがプラス水準になるのは3カ月ぶり。今後3カ月の売上見通しDIは6.4で、同0.6ポイント増と、13カ月連続のプラス水準となった。
売上DIを6の最終需要分野別で見ると、衣生活関連のみが低下し、ほかは上昇した。このうち食生活関連は同4.1ポイント増の11.9と、DI値が最も高かった。家電関連(OA機器等を含む)は同0.2ポイント増のマイナス4.4と、マイナス水準ながら前月比上昇した。衣生活関連は同12.2ポイント減のマイナス10.9と、マイナス水準に転落した。
今後3カ月の売上見通しDIは、建設関連が同9.8ポイント増の10.5と大きく上昇。設備投資関連(同2.1ポイント増の1.2)と衣生活関連(同4.2ポイント増の0.4)は前月のマイナス水準からプラス水準に転換する見通し。
調査は6月中旬、3大都市圏の同公庫取引先900社に行い、601社から有効回答を得た。 |
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