廣済堂、添乗業務サポートシステムの取り扱い開始 |
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添乗員が持つiPad画面の一例。ツアー参加者20人のうち、18人が集まっていることを示している |
印刷大手の廣済堂(東京都港区)は、情報システム開発のクレスコ(同区)が開発した添乗業務サポートシステム「みんなのてんこ」の取り扱いを始めた。運転手が点呼業務も担当しなければならない長距離バスや添乗員1人で多くの観光客を管理する旅行ツアーなどでの導入を勧めている。
これまでの点呼は、運転手や添乗員が車内や集合場所を何度も往復する必要があった。時間がかかるうえ人数しか分からず、不在者の確認に手間取るケースが多い。
みんなのてんこは、乗客数を確認する点呼やツアー中の参加人数確認が簡単にできるシステム。
ツアー管理に利用する場合、事前に参加者の名前や電話番号といった情報をサーバーに登録し、参加者に電波を発するビーコンバッチを配布。
参加者はバッチを身に付けて行動する。点呼時は添乗員がiPadなどの端末を持って車内などを1往復するだけ。短時間で人数と不在者を把握できる。
不在者には、集合時間直前に音声やメールで一斉に呼び出したり個別に連絡したりすることもできる。音声とメールは訪日外国人の急増を受け、16言語に対応している。
点呼・人数確認だけではなく、観光施設・名所での音声や文字による一斉解説、国際会議・展示会での一斉説明といった用途もある。
この件についての問い合わせ先は、廣済堂情報コミュニケーション事業部TEL03(3453)0556。
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