JTBがスマホ専用チケットサービス |
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PassMe!のトップ画面 |
JTBは7月23日、スマートフォン専用の電子チケットサービス「PassMe!」(パスミー)の運用を開始した。モバイル利用のニーズが高まるなか、スマホだけでレジャー施設や観光施設、飲食店などのチケットを購入でき、入場も可能だ。
遊園地・テーマパークなどのレジャー施設や、水族館・美術館・動物園などの文化施設、飲食店など約500種類のチケットを用意した。決済方法にはクレジットカード決済に加えて、「PayPal」(ペイパル、本社シンガポール)と提携し、IDとパスワードを入力するだけのペイパル決済を導入。スマホの小さな画面での入力作業のわずらわしさを軽減する。
施設への入場時には購入者がチケットを表示したスマホを提示。施設の係員がその画面に電子スタンプを専用器具で押すと受け付けが完了する。
加盟店は導入コストがかからず、支払いは手数料のみ。施設内イベントなどの情報を発信でき、利用者データも入手できるメリットがある。
JTBの鈴木雅己グループ本社執行役員事業創造部長は「きわめて日常に近い週末や休日のお出かけを中心とするレジャー市場の取り組みが遅れた。特にオンライン販売への移行が課題」と話す。レジャー市場では初となる電子スタンプを活用した電子チケットサービスの全国展開により、「2019年度までに商品数1万5千、取扱額80億円を目指す」と発表した。
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主要旅行業49社の5月実績 |
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観光庁が7月24日に発表した5月の主要旅行業49社の取り扱い状況(速報)は、総取扱額が5420億9702万円で前年同月比3.5%増だった。
内訳は国内旅行が8.6%増の3717億5889万円、海外旅行が9.2%減の1552億6592万円、外国人旅行が45.4%増の150億7221万円だった。
旅行会社からの聞き取りでは、国内旅行は関西方面と北陸方面が引き続き好調。海外旅行は欧州方面の落ち込みが影響し低調。外国人旅行は依然、東アジアとビザ要件の緩和があった東南アジアからの訪日旅行が好調に推移している。
取り扱いの合計が前年同月を超えたのは49社中28社。国内旅行は46社中33社。海外旅行は48社中9社。外国人旅行は33社中24社。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同期比1.6%増の1322億4202万円。
内訳は国内旅行が9.1%増の824億9759万円、海外旅行が9.3%減の491億4415万円、外国人旅行が43.9%増の6億28万円だった。
募集型企画旅行の取扱人数は、0.6%増の301万6899人。国内旅行が1.1%増の275万5092人、海外旅行は9.6%減の22万5871人、外国人旅行は62.4%増の3万5936人だった。 |
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JR西、新幹線デザインをエヴァに |
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500 TYPE EVAのイメージ |
JR西日本はこのほど、「新幹線 エヴァンゲリオン プロジェクト」をスタートすると発表した。今年の山陽新幹線全線開業40周年、人気アニメの「エヴァンゲリオン」のテレビ放送開始20周年を記念して行われる。
プロジェクトに併せて、同アニメの監督である庵野秀明氏の監修で、同アニメのメカニックデザイナーの山下いくと氏が車両デザインを担当する「500 TYPE EVA」車両を山陽新幹線で運転。500系新幹線車両に「エヴァンゲリオン初号機」デザインが施される。車内では乗車中にエヴァンゲリオンの世界観をテーマにしたコンテンツが用意される。
プロジェクト期間は、2015年秋から17年3月まで。山陽新幹線500 TYPE EVAは期間中、博多〜新大阪駅間のこだま730号と741号で運転される。
プロジェクト期間中は記念旅行商品や記念グッズの販売などさまざまな催しを予定している。
プロジェクトのスペシャルサイトも開設され、順次情報を更新。同社のJ—WESTネット会員向けにはオリジナルムービーや壁紙など、限定コンテンツも提供される。 |
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