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地域観光 ■第2809号《2015年8月8日(土)発行》    
 

愛知県がプレミアム付き宿泊券と観光券を発行
PRイベントに登場した松平さん(左)と大村知事

 愛知県は7月31日、東京の砂防会館で、県が発行するプレミアム付き宿泊券と観光券「モノスゴ愛知でマツ券」のPRイベントを開いた。大村秀章知事と、同県豊橋市出身の俳優・松平健さんが登壇。「愛知で待つケン」と報道陣に呼び掛けた。

 券は国の交付金を活用したもので、県内の宿泊施設で使える宿泊券と、観光施設、飲食店、土産物店で使える観光券の2種類。5千円の宿泊券を2500円、千円の観光券を750円で購入できる。券発行の事務局は日本旅行が務めている。

 イベントでは、犬山城(犬山市)をデザインした着物を着たり、小原(豊田市)の四季桜をイメージしたアフロヘアを装着した松平さんが登場する県の観光PRポスターを紹介。ステージにはポスターの衣装を着た松平さんと大村知事が登場。「愛知は日本一の産業県だが、多くの観光地、食、歴史文化がある」(大村知事)、「私も知らなかった観光地がたくさんある。これから全国に向けてPRしたい」(松平さん)と、郷土をアピールした。



草津で70回目の温泉感謝祭
2日夕に行われた女神昇天

 群馬県草津町の夏を彩る「草津温泉感謝祭」(主催、草津町・草津温泉観光協会)が1、2の両日、温泉のシンボル「湯畑」周辺で行われた。2日夕にはホテル一井で関係市町村のトップやJR東日本、旅行業者らを招いた懇親会が開かれ、親交を深めた。

 感謝祭は土用の丑の日、丑の刻(午前2時頃)に入浴すると1年中無病息災であるという言い伝えにより、温泉の恵みに感謝する意味で始まった「丑湯祭」が起源。今回、70回目の節目の年を迎えた。

 1日夕、第70代「温泉女神」の高橋紗代さんが降臨、巫女とともに「源泉お汲み合わせの儀や「分湯の儀」などを行った。

 翌日、町内の各浴場に献湯。全ての儀式を終えた女神や巫女らが昇天する「女神昇天」では、小雨模様にも関わらず大勢の見物客が詰めかけ、暗闇の中で繰り広げられる荘厳な儀式に大きな拍手を送っていた。

 懇親会には招待者を含めた約100人が出席。主催者を代表して中澤敬・草津温泉観光協会会長、黒岩信忠町長が歓迎のあいさつをした。

 中澤会長は「この3年間湯畑周辺の再整備に取り組み、草津の芸術を完成させた。これから魂を入れ、国内外に草津温泉の素晴らしさをアピールしていく」と強調。黒岩町長は「再整備に政治生命をかけてやってきた。しかし、草津に完成はない。常に進化し続けなければならない」と述べるとともに、弊社主催の「にっぽんの温泉100選」での13年連続1位に強い意欲を示した。

 3年連続の出席となった大澤正明知事は「(温泉100選での)12年連続1位は快挙であり、草津温泉は県の温泉振興の原動力ともなっている」と述べた。



大学生に修学旅行プラン期待、南九州3県とJR西
 熊本、宮崎、鹿児島の南九州3県とJR西日本はこのほど、昨年に引き続いて「ユニバーシティ・カレッジ南九州」を実施すると発表した。大学生に山陽・九州新幹線を利用した修学旅行プランを提案してもらい、フェイスブックを通じた観光情報の発信を期待する。

 南九州3県と関西エリアの地域間交流の促進、体験実習による学生の成長機会の創出、南九州3県への修学旅行需要の喚起が目的。

 大学生による修学旅行プランづくりでは、優秀な提案をJR西日本が運営するウェブサイト「JRおでかけネット」で紹介する予定。

 参加予定の大学は、鹿児島国際大学(鹿児島県)、神戸松蔭女子学院大学(兵庫県)、國學院大學(東京都)、清泉女子大学(同)、和歌山大学(和歌山県)。監修は神戸松蔭女子学院大学が務める。

 大学生の体験実習は、南九州3県で9月1〜4日に実施する。中間報告会を11月、成果報告会を12月に開催する予定。





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