2運輸局、台湾に向け自転車観光PR |
国土交通省東北運輸局、北海道運輸局はこのほど、自治体などと連携し、東北の三陸沿岸エリアや北海道大沼エリアを舞台に開催された大型自転車イベント「ツール・ド・東北」「大沼ライド」に合わせ、台湾の旅行会社とメディアを視察旅行に招請した。サイクリング人気の高い台湾に向けて東北、北海道のサイクルツーリズムをPRした。
国のビジット・ジャパン(VJ)地方連携事業。ツール・ド・東北の視察コースは9月11〜14日の3泊4日、大沼ライドの視察コースは9月12〜18日の6泊7日の日程で行われた。
13日に宮城県の気仙沼市、石巻市などで開催されたツール・ド・東北には、台湾の東南旅行社と台湾近畿旅行社、このほかメディア1社が参加した。
同日に北海道の大沼エリアで行われた大沼ライドには、東南旅行社、五福旅行社、雄獅旅行社とメディア2社が参加した。
いずれのコースも、大会への参加に加え、周辺地域の観光、サイクリングの魅力を紹介した。
東北運輸局では、10月11日に岩手県の陸前高田市などで開催される自転車イベント「ツール・ド・三陸」に合わせた招請事業も、台湾の旅行会社などを対象に実施する。 |
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8月の訪日外客は前年比64%増、過去最高を記録 |
日本政府観光局(JNTO)が9月16日に発表した8月の訪日外客数(推計値)は、前年同月比63.8%増の181万7千人となった。8月として過去最高で、月間では過去2番目の実績だった。1〜8月の累計は前年同期比49.1%増の1287万5千人だが、速報では9月10日に昨年の年間値1341万人を突破した。
8月を市場別に見ると、中国は133.1%増の59万1500人で、すべての市場を通じた月間の最高値を記録した。円安に伴うショッピング観光や夏休みの家族旅行が好調。航空路線の新規就航、クルーズ船の寄港(50隻)などで訪日客数が増加した。
韓国は55.5%増の39万1千人で月間の過去最高を記録。MERS(中東呼吸器症候群)による旅行控えの反動もあり、パッケージツアー、個人旅行ともに夏季休暇の旅行需要が増加。北海道へのチャーター便が多数運航された。
台湾は36.6%増の31万3900人。31カ月連続で各月の過去最高を更新した。訪日旅行需要の高まりをLCC(格安航空会社)を中心とした路線の拡充、クルーズ船の寄港が支えた。
香港は88.8%増の14万1500人。香港ドラゴン航空が12年ぶりに広島線を再開したほか、大手旅行会社が長崎へのチャーター便6便を運航した。ビジットジャパン(VJ)事業では、夏の旅行シーズンを前に四国をPRするプロモーションを集中的に展開した。
米国は20.4%増の7万6900人で8月として過去最高だった。JNTOによると、アジア諸国への渡航割合で日本は最大シェアを占めている。燃油サーチャージの段階的な引き上げもプラス要因となった。
一方でタイは6.6%増の3万1300人で8月として過去最高ではあったが、伸び率は大幅に鈍化した。閑散期であることやタイ経済の停滞に加え、バンコクで発生したテロの影響によって出控えもあった。
欧州では、フランスが20.9%増の2万1200人、英国が29.7%増の2万500人で、ともに8月として過去最高を記録した。円安基調の継続を背景に、VJ事業のプロモーションが成果を上げていると見られる。
1〜8月累計では、中国が117.0%増の334万7千人で、前月までに昨年の年間値を上回っているほか、香港が68.9%増の99万1800人となり、昨年の年間値を突破した。
9月は、韓国の秋夕(旧盆休暇)、マレーシアの祝日やスクールホリデー、インドの祝日、ベトナムの国慶記念日など、アジア地域で連休、祝日が多く、訪日客数の増加が期待できる。また、10月には中国で国慶節があることから、JNTOでは引き続きプロモーションを推進して訪日需要を喚起していく。 |
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ITCOが発表、来年3月に台湾で日本エキスポ |
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関係者がエキスポの開催概要を発表した |
国際観光文化推進機構(ITCO、東京都千代田区、安藤俊介理事長)は9月16日、来年3月に台湾の台北市花博公園で開く日本観光文化エキスポ「第2回Touch The Japan(タッチ・ザ・ジャパン)イン台湾」の概要を発表した。同展示会は今年4月に初めて実施し、4万人超が来場。第2回では6万人の来場を見込む。
同機構理事長で同展示会実行委員長の安藤氏は「第1回タッチ・ザ・ジャパン・イン台湾では、4日間で4万人を超える来場者と331件の報道件数を達成し、台湾史上最大の日本に特化した観光文化エキスポとなった。第2回大会は、台湾の旅行会社2500社が加盟する台湾最大の旅行業協会の全面協力のもと、さらにスケールアップして実施する」とあいさつ。
全面協力する旅行業協会のナンバー2にあたる幹事会召集人の張玉林氏も来日し、記者発表会に出席。「中国、アセアンも大切な市場だが、日本の旅行、観光関係団体・企業と協力し、日本全国の魅力を伝え、旅行商品化し、昨年280万人超だった訪日台湾人観光客数を350万人以上にしたい。第2回タッチ・ザ・ジャパン・イン台湾は、その強力な武器になると信じ、全面的な後援と協力、そして宣伝をさせてもらう」と意気込みを語った。
第2回の今回は、前回はなかった「台湾の旅行代理店ゾーン」を会場内に設置。その場で来場者から日本ツアーの申し込みを受け付ける。会場内や別会場で日本からの出展者と台湾の旅行会社との交流、ビジネスマッチングを支援する計画。
第1回の出展者数は85社・団体、169小間だったが、第2回では屋内会場が最大257小間、屋根付き屋外会場が最大50小間での開催を予定。同展示会には、全旅連、全日本シティホテル連盟などの宿泊施設団体も後援する。
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