近ツー、観光業向け音声翻訳配信サービスを展開 |
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卓上ロボットの「Sota」 |
近畿日本ツーリスト(近ツー)は2016年春から、音声認識システムなどを提供するフュートレック(大阪市)と連携し、観光事業の会話に特化した音声翻訳配信サービスを観光事業者向けに展開する。卓上ロボットとタブレット端末を「ロボットコンシェルジュ」としてリースする。
通常の音声自動翻訳システムでは実現が難しかったスタッフの業務用会話から旅行者の会話まで幅広く対応。地域の観光情報とも連携し、観光案内、近隣案内なども予定している。
近ツーが持つネットワークを活用し、全国の旅館、シティホテル、ビジネスホテル、カプセルホテルなどの観光事業者向けにフォートレックの音声翻訳サービスのデータ配信と、ロボット関連会社のヴイストン社(大阪市)の卓上ロボット「Sota」とタブレットを活用したリース事業として展開する。今後ウエアラブル端末での展開も予定している。
実用化に向け、2016年1月から大阪マリオット都ホテル、シェラトン都ホテル東京や観光案内所など外国人が訪れる窓口で実証実験を開始する。言語は英語、中国語に対応。今後は韓国語、タイ語など順次拡大していく。
価格は初期費用が3万円程度、月額の利用料はタブレット1点付きで2万円程度を予定。Sotaのリース料は別途。
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