熊本県と熊本県観光連盟は、熊本の世界ブランドの確立、知名度向上を図るため、「熊本の誇る世界遺産等プロモーションキャンペーン」を来年3月25日まで実施している。キャンペーンのパンフレット「世界のkumamoto」=写真=を発刊してアピールする。
パンフレットは、今年7月に世界遺産に登録された三池炭鉱万田坑(荒尾市)と三角西港(宇城市)をはじめ、阿蘇地域(世界農業遺産、世界ジオパーク)、人吉・球磨地域(日本遺産)、妙見祭(ユネスコ無形文化遺産登録申請中)など、世界に誇れる熊本の資産を集め、その地域に息づく「ものがたり」を紹介している。
来年の世界遺産登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の構成資産に含まれる注目スポット、天草市の郫津集落のページでは、美しいゴシック風の郫津教会、遊覧船の海上クルーズなど「キリスト教の歴史と漁村の営みにふれる旅」を紹介している。
1966年9月24日に開通した天草五橋は来年が開通50周年。人気の観光ルートで熊本県宇土半島先端の三角から、天草諸島の大矢野島、永浦島、池島、前島、天草上島までを結ぶ五つの橋の総称。愛称のパールラインでも知られる。
パンフレットは、A4版中とじ24ページ、フルカラー。発行部数は10万部で九州、関西以西を中心とした道の駅、熊本県内の主要観光施設など約500カ所で配布する。
キャンペーン特設サイト(
http://kumamototime.jp)も開設。動画も公開している。