厚生労働省と全国生活衛生同業組合中央会は10月27日、東京のホテルニューオータニで生活衛生功労者表彰式を開いた。旅館・ホテル、飲食、美容など生活衛生17業種で長年業界の発展に貢献した経営者らを表彰。旅館・ホテルからは厚生労働大臣表彰で10人、全国生活衛生同業組合中央会理事長表彰で14人の計24人が晴れの表彰を受けた。
式では厚生労働省の塩崎恭久大臣が「本日、栄えある表彰を受けられる皆さま方に心からお喜びを申し上げる。皆さまはそれぞれの業種で衛生水準の向上と経営の健全化に長年にわたり取り組まれてきた。これからも業界の指導者としてご尽力いただきたい」とあいさつ。
中央会の森川進理事長も受賞者をたたえるあいさつを述べた。
全業種で大臣表彰は145人、中央会理事長表彰は179人が受賞。中央会理事長表彰では島根県旅館ホテル生活衛生同業組合の松崎滋理事長が代表で登壇。「私たちはそれぞれの業種で生衛業の発展に微力を尽くしてきたが、本日図らずもご厚情あふれる表彰の栄誉をたまわり、身に余る光栄だ。今後も心を新たに、生衛業の発展向上に努力してまいりたい」と謝辞を述べた。
旅館・ホテル関係の受賞者は次の通り。
【厚生労働大臣表彰】(敬称略)
西海正博(北海道組合理事長、全旅連副会長、大雪山白金観光ホテル)▽澤田克司(岩手県組合理事長、宮古ホテル沢田屋)▽小関吉左衛門(山形県組合専務理事、仙峡の宿銀山荘)▽齊藤源久(東京都組合理事長、ニューショーヘイ)▽富井松一(新潟県組合副理事長、松泉閣花月)▽宮川功(富山県組合元副理事長、旅亭みや川)▽柳場信吾(岐阜県組合理事、金松館)▽森田武(静岡県組合元常務理事、三園旅館)▽山下常臣(愛媛県組合副理事長、ホテルとらや)▽中島光雄(鹿児島県組合副理事長、春本旅館)
【全国生活衛生同業組合中央会理事長表彰】(同)
奥山新一郎(山形県組合副理事長、食彩の宿おくやま)▽小坂昌弘(東京都組合理事、ホテル新御苑)▽鈴木茂男(神奈川県組合理事長、ホテル南風荘)▽杉山幹雄(神奈川県組合副理事長、和心亭豊月)▽内田新三(愛知県組合常任理事、南知多観光ホテル大新)▽石橋政治郎(大阪府組合副理事長、大和屋本店)▽金澤信義(兵庫県組合副理事長、懐石宿潮里)▽坂口邦嗣(和歌山県組合理事長、漁火の宿シーサイド観潮)▽松崎滋(島根県組合理事長、松の湯)▽飯島彰(香川県組合専務理事、高松ターミナルホテル)▽河内広志(愛媛県組合理事、道後プリンスホテル)▽古谷博(高知県組合副理事長、高知サンライズホテル)▽園上重一(大分県組合常務理事、いで湯の宿丸神屋)▽中上袈裟松(宮崎県組合監事、旅館牧水)
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観光業界ではこのほか、厚生労働大臣表彰を中野吉貫氏(香川県飲食業生活衛生同業組合副理事長、ナカノヤ)が受賞した。