JTB、北京に訪日旅行専門店開設 |
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大型ビジョンも備えた店舗 |
JTBと、中国で最大級の企業グループ「中信集団」の旅行会社「中信旅遊集団」との合弁会社「交通公社新紀元国際旅行社」(JTB新紀元、石毛二郎総経理)は6日、中国・北京に訪日旅行専門店舗を開設した。急増する訪日中国人観光客の需要を取り込むのが狙い。日本の自治体や企業がここで観光PRを行うことも可能だ。
外資系旅行会社で中国発の海外旅行を取り扱うのは初めて。中国人の訪日旅行ニーズは、団体旅行から個人旅行へ、ゴールデンルート中心からそれ以外の地域へと変化し、個人のオーダーメード型旅行も急増。訪日旅行専門店舗の開設で多様なニーズに対応する。
日本観光の知識が豊富なスタッフが、中国人客のさまざまな要望に応じて宿泊や食事、観光などを旅行商品に組み立て提案する。メディカルツアーやスポーツ参加・体験型旅行、挙式・ハネムーン旅行なども取り扱う。
和を意識した内装で、日本全国の自治体の観光パンフレットを置き、民芸品などの展示スペースも設けた。100インチの大型ビジョンも備えている。日本各地の観光の魅力を発信するプロモーションやセミナーを定期的に開催する。
開設から1年間で1万人の取り扱いを目指す。
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ANAセールス、シニア修旅の第2弾沖縄ツアー発売 |
ANAセールスは4日、「シニアのための修学旅行」の第2弾となる沖縄ツアーを発売した。老化や病気で旅行をあきらめているノンアクティブシニアに、旅に出ることで元気になってもらい、帰ったあとの生活の質をあげてもらうことを狙いに企画された同ツアー。最先端技術を活用した全く新しい電動車いすの試乗を盛り込み「移動の喜び」や「旅の楽しみ」を再確認してもらう。
同ツアーは2013年にANAグループの組織横断的な提案制度「バーチャルハリウッド」を使って全日空(ANA)の客室乗務員が発案し誕生した。2年間のトライアル期間を経て、第1弾の北海道に続き第2弾の沖縄を商品化した。
沖縄商品では「行ける」ところではなく「行きたい」ところに行けると話題のパーソナルモビリティ(電動車いす)WHILLの試乗体験や、イルカとの触れ合いのようなアクティビティを無理のない範囲で盛り込み、達成感や自信を取り戻してもらうきっかけを演出する。
また、慶成会老年学研究所監修のもと「回想法」という心理療法を取り入れ、自身の現在、過去、未来を見つめ直す時間を設ける。語ることが少なくなった昔を思い出すことで、心穏やかな時間を過ごしてもらい、帰ってからの生活に活力を取り戻してもらう。
参加者4人に対して1人のANA客室乗務員経験者がスタッフとして同行。ANAの「おもてなしの心」でサポートを行う。
催行日は11月26日。24人限定で、料金は東京発16万円〜、大阪発15万5千円〜、現地参加12万4千円〜。
同社は、第3弾として、地方発で東京観光が楽しめる商品の販売を検討している。
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ANTA、設立50周年の記念ロゴ作成 |
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全国旅行業協会(ANTA、二階俊博会長)は、1966年2月22日の設立から、来年2月22日で50周年を迎える。その広報活動として、50周年記念ロゴマーク=写真=をこのほど作成した。
ロゴマークは、ANTAが50年にわたり積み重ねてきた歴史を踏まえて、「新たな50年に向けて」の飛躍を表現した。数字のゼロは、8色の光が新たな50年に向けて末広がりに発展していく姿をイメージ。8色はピンクが「感謝の気持ち」、オレンジが「健康と活力」、黄色が「好奇心」、黄緑が「若さ」、緑が「安全」、青が「変化」、紫が「思いやり」、赤紫が「想像力」を表す。
ANTA会員がロゴマークを名刺や封筒などに使用するには、ANTAホームページの「会員の皆様へ」の「お役立ち資料」からデータをダウンロードする。 |
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