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地域観光 ■第2825号《2015年12月12日(土)発行》    
 

京都鉄博、一部を報道陣に公開
本館1階には500形新幹線をはじめ貴重な車両を展示している

 来年4月29日にグランドオープンする京都鉄道博物館(京都市)の一部が1日、報道関係者に公開された。日本最大規模の鉄道博物館ということで多数のメディアの注目を集めた。

 今回公開されたのは、プロムナード、本館1階、本館2階、スカイテラス。

 プロムナードには、日本最大の旅客用蒸気機関車のC62形蒸気機関車や、0形新幹線などを展示。

 本館1階には、JR西日本を代表する車両の500形新幹線やボンネット型489を展示。車両のかさ上げ展示などで、普段見ることのできない角度から車両が見られる。

 本館2階は体験展示となっており、運転シミュレーターや鉄道ジオラマなどが設置される。屋外展望デッキのスカイテラスは、ほぼ360度を見渡せ、新幹線やJRの列車が走る姿が見られるほか、京都タワーや世界遺産の東寺五重の塔を望むことができる。

 トワイライトプラザでは、1914年に建設された2代目の京都駅のホーム上屋に豪華寝台特急の先駆けとなった寝台特急トワイライトエクスプレスなどが展示される。

 開館に向けてホームページ(http://www.kyotorailwaymuseum.jp/)も開設した。

 京都鉄道博物館のグランドオープンに向けて、ホテルグランヴィア京都と連携した特別企画の「京都鉄道博物館ウエディング」の募集を開始したほか、京都劇場では来年4月30日、5月1日にオープン記念公演として「きかんしゃトーマス」のミュージカルが上演される。



沖縄県、大阪・東京で修学旅行の魅力を発信
東京会場で講演する茂木氏

 沖縄県と沖縄観光コンベンションビューローは1日、沖縄で実施する修学旅行の魅力や学習効果を発信する「沖縄修学旅行フェア2015in大阪」を大阪市内で開催した。後援は全国修学旅行研究協会、日本修学旅行協会。旅行会社や学校関係者が来場した。

 個別商談会をベースに、新たな修学旅行のコンテンツを紹介し、商品化につなげる提案を行った。世界文化遺産や世界自然遺産候補地での体験プログラムや民泊などを紹介するブースが来場者の関心を集めていた。

 セミナーでは、お笑いコンビ「ガレッジセール」のゴリこと、照屋年之氏が「笑いのエンターテイメントが持つ力と沖縄の魅力〜ゴリが伝える沖縄の文化」をテーマに講演。多くの修学旅行生が訪れている沖縄の現状を紹介し、自然や琉球文化の魅力を紹介した。また、よしもと沖縄花月(那覇市)で上演している「おきなわ新喜劇」の修学旅行への活用もアピールした。

 同フェアは3日、東京都内でも開催。セミナーでは、脳科学者の茂木健一郎氏が、“脳科学者流”の修学旅行のあり方や効果などについて語った。



札幌で光のイベント始まる、使用電球は過去最高の52万個
ホワイトイルミネーションが開幕

 札幌の冬の夜を彩る光のイベント第35回「さっぽろホワイトイルミネーション」が11月20日、札幌市の大通公園など3会場で始まった。使用する電球は昨年より7万個多い過去最高の52万個となった。駅前通や南1条通会場の電飾も一段と華やかとなり、雪景色の街に幻想的な世界を作り出している。

 市や観光協会、商工会議所などで構成する実行委員会の主催。20日に行われた点灯式では、会場を埋めた市民や観光客がカウントダウンを行い、一斉に広がる光の輪に歓声を上げた。

 今年は大通会場を拡大し、オブジェも一新した。会場内には、ホットドリンクを飲みながら休憩できる場所も設けられた。

 ホワイトイルミネーションは、1981年に日本初の光のイベントとして約1千個の電球で始められた。今では観光都市札幌の冬を代表するイベントの一つとなり、国内外で広く知られている。

 実行委員会事務局の札幌観光協会は「雪景色の中のイルミネーションが見どころ。ぜひ、札幌を訪れて旅のいい思い出にしてほしい」と呼びかけている。

 期間は、大通会場が12月25日まで、駅前通が来年2月11日まで、南1条通は今年から期間が延びて来年3月14日まで。点灯はいずれも午後4時半から午後10時まで。

 また、11月27日からは、今年で14回目の開催となる「ミュンヘンクリスマス市」が大通会場で始まった。札幌市が友好交流を行っているドイツ・ミュンヘンのクリスマス市を再現したもので、ドイツ料理やホットワイン、クリスマス飾り、手工芸品などを販売する店が多数並ぶ。期間はクリスマスイブの12月24日まで。





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