東洋紡エンジニアリング、硫化水素除去する空気清浄機発売 |
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東洋紡エンジニアリング(大阪市)は11月24日、硫化水素を除去する空気清浄機=写真=を発売した。特殊なコーティングのフィルターを搭載し、大風量で効率よく硫化水素を吸着する。
硫化水素は、温泉地や下水処理場、ごみ焼却場、飲食店の厨房などで発生する腐食性のガス。銀や銅などを腐食させるため、高濃度の状態では、パソコンなどの電子機器が異常をきたす可能性がある。
新製品は、大風量で大きな対流を起こし、室内の空気を隅々まで循環し硫化水素を効率よく除去する。小型(幅490×奥行き330×高さ410ミリ、約20キロ)で100ボルト電源を使用するため、持ち運んでどこにでも簡単に設置できる。年間の電気代などコストも低減され、騒音も少ないという。
ボイラー室や電気制御室、電子機器が多く置いてある事務所などでの使用が想定される。
本体価格は26万円、硫化水素用交換フィルターは10万8千円(ともに税別、フィルター9枚入り)。
問い合わせ先は、東洋紡エンジニアリング環境機器部TEL06(6348)3940。
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