北海道、青森、津軽海峡交流圏の実現に意欲 |
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高橋北海道知事(中央右)、三村青森県知事(同左)らが観光の魅力をアピール |
3月26日の北海道新幹線開業を契機に、道南地域と青森県が一体となった「津軽海峡交流圏」を実現しようと、北海道の高橋はるみ知事と青森県の三村申吾知事が1月25日、首都圏の旅行会社など約400人を集めた「北海道・青森県トップセールスセミナー」を東京都港区の東京プリンスホテルで開いた。
高橋知事は「津軽海峡を結ぶ北海道新幹線の開業がいよいよ2カ月後に迫った。北海道と青森県は縄文時代から交流があり、今、共同で縄文遺跡群の世界文化遺産登録の準備も進めている」とあいさつした。
三村知事は「『しょっぱい川』と呼ばれた津軽海峡を縄文時代には小舟で行き来していた。青函連絡船では4時間、青函トンネル・津軽海峡線では2時間かかっていたが、北海道新幹線は新青森—新函館北斗間を1時間で結び、私たちに大きなチャンスを与えてくれる」と話し、津軽海峡交流圏のもたらす経済効果に期待を示した。
JR北海道鉄道事業本部の萩原国彦営業部長は「おかげさまで旅行会社各社の北海道新幹線旅行商品も出そろった。青森ねぶた祭りを見て函館に宿泊したり、コンベンション需要などで函館が満室の場合に青森に宿泊したりといった対応も今後とれるようになった」などと話した。
北海道日本ハムファイターズSCO(スポーツ・コミュニティ・オフィサー)の稲葉篤紀氏、青森県出身で小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーを務めたJAXA(宇宙航空研究開発機構)の川口淳一郎教授も出席し、北海道と青森県の魅力をPRした。
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伊豆大島、31日から椿まつり |
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椿まつりの魅力をアピールするミス大島の島津さん(右)とミス椿の女王の山城さん |
1月31日から、東京都大島町で「伊豆大島椿まつり」が始まる。それに先立つ21日、ミス大島やミス椿の女王らが台東区の観光経済新聞社を表敬訪問し、見どころなどを紹介した。
訪れたのはミス大島の島津恵梨花さん、ミス椿の女王の山城愛弓さん、大島観光協会の白井岩仁会長、東海汽船広報宣伝グループの太田理絵さんら5人。椿まつりは今回で61回目、3月21日まで開催される。
期間中、まつりを記念して伊豆大島カメリアマラソン大会(2月14日)や謝恩磯釣り大会(同27日〜3月6日)が行われるほか、元町港や三原山頂、大島公園地区ではさまざまなイベントが開催される。
島津さんは「東京から伊豆大島まで、高速ジェット船を使えば1時間45分と気軽に来ることができます。海、山の自然に恵まれ、ぜひお気に入りの椿を見つけて下さい」、山城さんは「あんこ衣装の無料貸し出しも行っています。あんこさんになった気分で椿の魅力を満喫して」と笑顔でアピールした。
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由布院の地域づくり、中谷、桑野両氏が語る |
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左から中谷相談役と桑野会長 |
大分県東京事務所は1月21日、東京・銀座のアンテナショップ「坐来」で、「由布院のこれまでとこれから」をテーマにした講演会を開催した。亀の井別荘の中谷健太郎相談役と由布院温泉観光協会の桑野和泉会長(由布院玉の湯)が登壇し、由布院のまちづくりについて語り合った。
新旧の観光協会長が顔をそろえ、観光地だけではない由布院の魅力を紹介。中谷相談役は有志らで由布院の記録をまとめた雑誌の刊行を予定していることを披露。20年前から収集している100点に上る由布院に関係する美術作品や、40年続く「由布院映画祭り」、建築や食文化、音楽などについて、編集長を1年ごとに交代して発信していきたいと構想を述べた。
桑野会長は「昔はよかったと言われているが、今の由布院は悪くない」と強調。旅人がちょっと立ち寄れる場所が増え、地元の人と旅人が一緒に過ごせる町に変わってきたことや、1〜2月のオフシーズンの由布院は地元の人もゆったりと迎えてくれるので特におすすめであることなどを紹介し「ぜひ現場を見てほしい」と参加者らに訴えた。 |
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