宿泊業の人手不足を解消しようと、日本旅館協会北海道支部連合会のホームページ(
http://www.nihonryokan-hokkaido.jp/)内に、旅館・ホテルの業務内容や採用情報を動画などを交えて紹介する専用サイト「おもてなし、北海道」が開設された。会員施設の次期経営者候補や幹部社員など若手でつくる「北の旅館塾委員会」(委員長・西野目智弘ホテル大雪常務取締役)が作成した。
全国の旅館・ホテルで人手不足が課題となる中、北海道内でも人材の確保に苦労している。委員会では、業務の内容や魅力について積極的に情報を発信し、求職者に関心を持ってもらおうとサイトを制作。若手ならではのアイデアで内容、見せ方に工夫をこらした。
サイトでは、客室やフロント、ホール、予約管理など各係の業務内容や魅力を動画や従業員へのインタビュー記事を交えて紹介。採用担当者が答える「Q&A」のコーナー、会員旅館・ホテルの採用情報も掲載している。北海道の観光産業を数字で解説するコラムも載せた。
委員会の西野目委員長は「人手不足の課題を解決するには、もっと外に向けて情報を発信する必要がある。勤務や休暇、賃金の課題解決とともに、北海道経済に占める観光産業の重要性、インバウンドを通じた観光産業の成長性をしっかりと示し、働きがいを見つけてもらえるようにしたい」と話している。