JR九州、ローラを鹿児島キャンペーンの公式フォトグラファーに任命 |
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出発式の様子(右から伊藤鹿児島県知事、ローラさん、青柳JR九州社長) |
JR九州は、モデルやタレントとして活躍するローラさんを公式フォトグラファーに任命し、「KAGOSHIMA by ROLA」キャンペーンをスタートする。今後1年間展開される。
ローラさんが実際に九州新幹線に乗って、魅力ある鹿児島の旅をスマホで撮影。撮影した写真や旅の様子は専用ウェブサイトや公式インスタグラムアカウントなどで公開。専用サイトでは、ローラが薦める鹿児島情報のほかにも、鹿児島在住の人によるお薦めスポットも紹介される。
鹿児島のさまざまなスポットで撮影した写真や旅の様子をテレビCM(春編26日〜4月30日、九州全地区で放映予定)や専用ウェブサイトの動画で情報配信する。
撮影した写真は26日から、全九州エリアの主な駅で駅貼りポスターや車内吊りポスターなどでも展開される。
ローラさんは「プライベート旅行の気分で、鹿児島の魅力をいっぱい撮影してくるね! 今年は何回も行く予定だから、1年後には鹿児島通になっちゃうかも。ローラなりの鹿児島をお届けするからね!」と意気込みを宣言する。
また、4日にはJR博多駅で同キャンペーンの出発式が行われ、伊藤祐一郎・鹿児島県知事、ローラさん、青柳俊彦・JR九州社長が出席した。
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HIS、地方創生へコンソーシアムを設立 |
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説明会の様子 |
エイチ・アイ・エス(HIS)は1日、異業種企業や団体と連携した「地方創生・観光プロモーションコンソーシアム」を設立し、自治体向けの説明会を同日、都道府県会館(東京都千代田区)で開催した。同社を中心に、アプリ開発を行うITや印刷などの企業、学生団体が参画。ITを使って地域の観光プロモーションをワンストップで行い、インバウンドを含めた誘客を促して地域活性化につなげることを目的としている。
これまで、自治体や旅行会社は「団体・ツアー+紙媒体」が中心で、ITやSNSを使った「個人+デジタル」が欠如していた。紙のパンフレットでは、訪問者しか渡せず機会損失を生じるなど、地域の魅力を幅広い消費者層に訴求できていなかった。
コンソーシアム設立により、観光地のPRから分析までをワンストップで行う。他自治体の事例や実績の共有、費用対効果の検証・分析までできるようになる。同社は、パンフレットを電子化・配信することで情報を国内外に拡散すれば、閲覧数を可視化できることに加え、自治体の経費削減にもつながると説明する。
説明会の冒頭で、同社の平林朗社長は「地方創生はHISにとっても重要なテーマ」と述べ、海外でのノウハウを国内で採用していくとした上で「宿泊は地方と都市部で稼働率に隔たりがある。地方の宿泊事業も活性化の余地がある」と、地方を重視したコンソーシアムの重要性を強調した。
自治体のコンソーシアム参画は無料。第一号は佐世保市(長崎県)。 |
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主要旅行業12社1月実績 |
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鉄道旅客旅行会が2日に発表した主要旅行業12社の1月の旅行取扱額は、前年同月比0.2%増の2114億9168万円だった。
内訳は国内旅行が5.8%増の1431億4687万円、海外旅行が13.1%減の601億7524万円、外国人旅行は29.6%増の69億5470万円だった。
取扱額が前年同月を上回ったのは6社。国内旅行はジェイティービー、日本旅行、KNT—CTホールディングス、東武トップツアーズ、名鉄観光サービス、西鉄旅行、阪急交通社、ジェイアール東海ツアーズの8社。海外旅行は3社、外国人旅行は9社となっている。
4月からの累計を見ると、総取扱額は前年同期比0.9%増の2兆8712億9260万円に。前年同期を上回ったのは7社だった。
分野別では、国内旅行が6.0%増の1兆9101億6926万円、海外旅行は12.3%減の8297億1531万円、外国人旅行は41.2%増の1140億93万円。
国内旅行で前年同期を上回ったのはジェイティービー、日本旅行、KNT—CTホールディングス、東武トップツアーズ、名鉄観光サービス、京王観光、農協観光、西鉄旅行、日通旅行、ジェイアール東海ツアーズの10社、外国人旅行は11社、海外旅行は全社が下回っている。 |
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