ANTA、鹿児島で国内観光活性化フォーラム開催 |
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「地旅で地域活性化を」と二階ANTA会長 |
全国旅行業協会(ANTA、二階俊博会長)は17日、鹿児島県の観光資源の魅力を全国に発信する第11回「国内観光活性化フォーラムinかごしま」を鹿児島市の鹿児島アリーナで開催した。鹿児島県をはじめ関係市町村と連携し全国5400社の会員のネットワークを生かして鹿児島県へ送客するキャンペーンの実施を決めたほか、協会創立50周年を記念して会員の行動理念を宣言した。
会員の中小旅行会社を中心に観光関係者約2千人が参加。主催者あいさつで二階会長は「地元の行政や観光関係者と連携をとり、歴史、文化、自然、食材など地域の特色ある魅力を生かした着地型旅行を推進し、国内観光の活性化と地域振興、さらには旅行業の発展につなげていきたい」と意欲を語った。
開催地から鹿児島県の伊藤祐一郎知事が「世界遺産である屋久島をはじめ、活火山の桜島や手つかずの大自然、良質の温泉、豊かな食材など多彩な本物の魅力にあふれている」と鹿児島観光の魅力を紹介。ANTA会員にその魅力を全国に発信してほしいと訴えた。
フォーラムの開催を契機として、「明治維新鹿児島送客キャンペーン」の実施が提案され、了承された。6月から来年1月末までの8カ月間に全国から鹿児島県へ3万人の送客を目標とする。
旅行業は、国内旅行の振興、双方向の国際交流の促進により、利用客に満足してもらえる旅行を提供し、いきがいと幸福の創造に貢献する社会的な使命がある。「全旅協創立50周年記念宣言」として、(1)安全・安心の旅の提供(2)お客さまの信頼と信用の向上(3)心に残る最高な旅の提供(4)観光資源を磨き守る旅の提供(5)お客さまと一緒になった感動の旅の創造——の五つの理念に従って旅行事業を推進することも発表した。
震災で甚大な被害を受けた東北6県への送客支援に貢献した会員を代表して次の9社を表彰した。最優秀会員=弘南観光開発(青森県)。優秀会員=越後交通(新潟県)。準優秀会員=秋田中央交通(秋田県)、ききょう観光(宮城県)、秋北観光(秋田県)、福島観光自動車(福島県)、秋田コスモトラベル(秋田県)、日産観光(茨城県)、蒲原鉄道(新潟県)。
観光庁の田村明比古長官や宇宙飛行士の山崎直子さんによる講演も開催。「学生がつくる鹿児島県の着地型旅行プランコンペ」の受賞者を発表し、最優秀賞「鹿児島から夢の宇宙旅行」を企画した東海大学経営学部観光ビジネス学科の加藤里彩さんらの表彰も行った。
第12回国内観光活性化フォーラムは来年3月3日に石川県金沢市で開催される。終わりに次回開催地への引き継ぎ式が行われ、九州地方支部長連絡会議の岩本公明議長から北信越地方支部長連絡会議の北敏一議長へ大会旗が手渡された。
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ウィラー、日本初のレストランバス開発 |
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ウィラー・アライアンスは15日、ウィラーグループが開発した日本初となる「レストランバス」を報道関係者らに公開した。2階建てバスを改造し、1階にキッチンなどを備え、2階がテーブル付きの乗客の食事スペースになっている。
「絶景を楽しみながら、その土地の生産者や料理人と交流をして旬な食材を楽しむ」がレストランバスの開発コンセプト。ウィラーは企業や自治体のブランド構築を行う会社と共同開発した。
テーブルや一部の食器は特注品で、多少の揺れでも食器が落ちたり破損したりしないよう工夫がされている。キッチンにはオーブントースターや電子レンジ、IHヒーター、冷蔵庫、三つのシンクなど調理機器が備わっている。電気を多く使用するため、車内に発電機を搭載。2階は開閉式ルーフ構造を備え、青空の下で走行しながら食事を楽しめる。乗客は最大25人、乗員は運転手とガイドら3人、さらに専属シェフとアシスタントが乗務する。
レストランバスは4月30日から7月までの土日を中心に、新潟県内を走る定期ツアーに投入し、平日は企業・団体のチャーターで利用する。その後はウィラーグループで地方創生の取り組みを行うウィラーコーポレーション(兵庫県豊岡市)が、地域の食を体験しながら移動を楽しむ新たなコンテンツを開発し、全国に展開していく予定。 |
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名鉄観光サービス社長に日紫喜常務 |
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名鉄観光サービスは22日、日紫喜俊久・常務取締役中部営業本部長兼商品事業本部長が代表取締役社長に昇任したと発表した。神應昭社長は取締役相談役に就任。同日開催された定時株主総会と取締役会で決定した。
ひしき・としひさ氏
三重県出身。62歳。立命館大学経済学部を卒業し、1976年4月に名鉄観光サービス入社。取締役中四国営業本部長や常務取締役関西営業本部長など歴任。14年3月から常務取締役中部営業本部長兼商品事業本部長長兼商品事業本部長。 |
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