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地域観光 ■第2839号《2016年4月2日(土)発行》    
 

北海道新幹線開業、観光活性化に期待が
新函館北斗駅で行われた一番列車の出発セレモニー

 北海道新幹線(新青森駅—新函館北斗駅間148.8キロ)が3月26日開業した。東京—新函館北斗間が最速4時間2分で結ばれ、道南を中心とした北海道全域や青函圏の観光活性化につながると地元では期待の声が高まっている。開業前日から行われた記念行事では、高橋はるみ北海道知事らから、「開業を機にさらなる活性化を」「次は札幌へ早期の延伸を」と期待する声が続いた。

 新函館北斗駅(北斗市)で行われた開業式典で高橋知事は「いよいよ新幹線時代の幕開け。この夢の乗り物を最大限に活用し、北海道の隅々まで活性化させるべく、取り組まなければならない。次の札幌延伸に向けてもしっかり取り組む」とあいさつ。

 JR北海道の島田修社長も「新幹線の開業はゴールではなくスタート。外国人を含めた観光客の入り込み拡大で、地域全体が活性化するよう取り組む」と意欲をみせた。

 石井啓一国土交通相は「長年の悲願達成は地元の皆さんの熱意があってこそ。開業効果が北海道全域に拡大することを期待する」と述べた。

 式典に続き、同駅を6時35分に出発する新幹線一番列車(東京行はやぶさ10号)を見送り。7時38分着の同駅初の到着便(新青森発はやて91号)には、知事らの出迎えほか、JRグループ協定旅館ホテル連盟北海道地域本部の会員らが乗客に地域の観光パンフレットを配った。

 函館大沼プリンスホテル・北海道カントリークラブ大沼コースの田口政毅さんは「ホテルは昨年改装し、今後はゴルフ場のリニューアルも予定。新幹線の開業に合わせて観光客の受け入れ態勢を整備しています」と述べた。

 函館市内のホテルで開かれた開業記念祝賀会には関係者およそ600人が出席。主催者として出席した青森県の三村申吾知事は「北東北と道南は一つの交流圏だ。新幹線の開業を機に、鉄路を使った一体観光を一層進めたい」と、北海道との連携強化を訴えた。

 開業当日は、新函館北斗駅と在来線の函館駅を結ぶ列車「はこだてライナー」と、JRから分離した第3セクター鉄道「道南いさりび鉄道」(五稜郭—木古内間37.8キロ)の出発式も実施。

 開業前日は函館市内の観光地「金森赤レンガ倉庫」で前夜祭が行われた。高橋知事や道南地域の市長、地元選出の国会議員らが出席し、市民や観光客らに新幹線の開業をアピール。倉庫の壁面に新幹線開業までの歴史を映し出すプロジェクションマッピングの点灯式も行われた。

 北海道新幹線は新函館北斗と東京間を1日10往復、仙台、盛岡、新青森との間を1日各1往復、計13往復運行。JR北海道の「H5系」、JR東日本の「E5系」各車両(10両編成)が走行する。料金は東京—新函館北斗間が通常期で2万2690円(普通車指定席、大人、運賃1万1560円、特急料金1万1130円)。

 新幹線は今後、2030年度に札幌への延伸を予定している。




初の名月サミット開催、「日本百名月」認定へ

 名月で観光振興を目指す第1回「全国名月サミット」が3月23日、富山県黒部市・宇奈月温泉の宇奈月国際会館セレネで開催された。後生に残したい「日本百名月」の観賞地として全国14カ所を初めて認定した。サミットは夜景観光コンベンション・ビューローが主催し、KNT—CTホールディングスが共催。全国から月の観光資源化を目指す関係者ら約100人が参加した。

 日本百名月は同ビューローが発案し、全国約4700人の「夜景鑑賞士」の投票により選定。数年かけて名月を100まで増やす。

 サミットでは冒頭、開催地である黒部市の堀内康男市長が「黒部市は黒部峡谷鉄道がオフシーズンになる12〜3月をどう盛り上げるか。また夜の盛り上げを工夫しなければならないと以前から考えていた。名月サミットが企画されたのは大変ありがたい」とあいさつ。

 続いて同ビューローの丸々もとお代表理事はサミット開催の意図について「名月地が連携することで、新たな価値の創造を目指す」とし、日本百名月の創設については「ブランドとして分かりやすく伝えることで国内の旅行者、インバウンド客ともに観光対象として訴求力を高める。また百名月を使った旅行商品の開発、各地と連動したプロモーションを国内外で行っていきたい」と意気込みを述べた。

 KNT—CTホールディングスの斉藤篤史執行役員国内旅行部長は「月に関するイベントは地域の人々を中心に行われ、地元の人にとっては日常でも、地域外の、特に都市部の人には非日常で魅力的な観光素材になる。観光素材として活用できる事例は数多くあるのでは」と語り、名月で観光振興、地域誘客の促進を図りたい考えを示した。また「将来的には世界遺産、日本遺産に匹敵する観光地に育てていく」と強調した。

 サミットではイベント「宇奈月温泉百名月物語」実行委員長の石田唯一宇奈月温泉旅館協同組合副理事長と中島勝喜副実行委員長が3月末まで開催中の同イベントを紹介。また名月を観光素材にした先進事例として栃木県日光市の鬼怒川、川治温泉の「月あかり花回廊」と群馬県みなかみ町の嶽林寺での月見会「指月会」の取り組みの発表が行われた。

 第1回日本百名月認定授与式では全国12都道府県14カ所を認定した。認定はその特徴から大きく2種類に分類。特定の場所から鑑賞や名月観賞がイベント化されている場合をA類、特にイベントはなく特定の場所から月を愛でる場合と特定の場所の上に上る月を愛でる場合をB類とした。

 名月サミットは今後、年1〜2回開催される。



せとうち観光推進機構が発足
記者会見には佐々木会長や知事が出席した

 「せとうち観光推進機構」の設立総会が3月23日、広島市のグランドプリンスホテル広島で開かれた。兵庫県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県でつくる瀬戸内ブランド推進連合が改組し発足した一般社団法人。「せとうち観光戦略」も発表された。

 記者会見の席上、同機構の佐々木饠之会長(JR西日本会長)は「単なる観光プロモーションにとどまらない、日本版DMO(観光地域マネジメント・マーケティング組織)を目指している。『せとうち』を北海道、沖縄と肩を並べるブランドに育て上げたい」とあいさつした。

 同機構の特徴として、瀬戸内地域内外の事業会社27社と金融機関19社を発起人として新会社、瀬戸内ブランドコーポレーションを設立。機構と新会社が連携して「せとうちDMO」として活動していく。

 新会社は、せとうち観光活性化ファンドを設立し、同エリアに投資。観光関連産業に対して、経営支援や資金支援を通じて、瀬戸内地域の価値の最大化を目指す。

 「せとうち観光戦略」では、「AUTHENTIC JAPAN SETOUCHI」(真正なるありのままの日本がここにある)をコンセプトに掲げ、クルーズ、サイクリング、アート、食、宿、地域産品を中心的な六つのテーマに挙げた。

 さまざまな施策を通じて、2020年には来訪意向度50%、外国人の観光入込数180万人、外国人延べ宿泊数360万人泊、外国人の観光消費額1210億円を見込んでいる。



家康くん、都内で日本一報告会
鈴木市長(左)や徳川氏(右)ともにポーズをとる家康くん

 「ゆるキャラグランプリ2015」で優勝した静岡県浜松市のマスコットキャラクター、出世大名家康くん。その報告会がこのほど、徳川家ゆかりの増上寺(東京都)で行われた。

 「大出世報告会」では、鈴木康友市長に続いてあいさつした家康くんが「皆さまのご声援をいただいてついに日本一を獲得したのじゃ。これからもはままつ“福市長”として、出世のまち浜松をPRしていくのじゃ」と決意を述べた。

 この日は、徳川家18代当主で徳川記念財団理事長の徳川恒孝さんも出席。「家康公と同様、天下統一して立派な将軍さまになられましたね」と祝福した。

 鈴木市長は席上、来年のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」をイメージしたマスコットキャラクターを公募すると発表した。突然の発表に家康くんは「新しいキャラクター? 一体これはどういうことなのじゃ!」と動揺して取り乱す一幕もあった。

 井伊直虎は家康を支え続けた井伊直政の養母であり、井伊家第22代当主・直盛の一人娘。女城主として井伊家を断絶の危機から救ったとされる。浜松ゆかりの人物で、新キャラクターは家康くんとともに市をPRする。





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