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観光行政 ■第2842号《2016年4月23日(土)発行》    
 

観光関係功労者大臣表彰、旅館業など25人
 国土交通省は、2016年観光関係功労者国土交通大臣表彰の受賞者25人を発表した。表彰は25日付。受賞者の内訳は、旅館業関係が8人、ホテル業関係が13人、旅行業関係が2人、観光レストラン業関係が2人だった。受賞者は次の通り(敬称略)。

【旅館業・経営者】
 大西雅之(60)=北海道釧路市=日本旅館協会理事、阿寒グランドホテル代表取締役社長▽戸田邑江(71)=北海道別海町=野付戸田観光代表取締役▽堺健一郎(65)=山形県上山市=月岡ホテル代表取締役会長▽小田禎彦(76)=石川県七尾市=元国際観光旅館連盟中部支部理事、加賀屋代表取締役相談役▽箸尾享嗣(65)=奈良県奈良市=日本旅館協会関西支部連合会理事、平城代表取締役▽湯通堂温(61)=鹿児島県指宿市=いぶすき秀水園代表取締役社長

【旅館業・女将】
 阿部多加子(70)=山形県鶴岡市=亀や監査役▽畠ひで子(67)=福島県福島市=吉川屋専務取締役

【ホテル業・経営者】
 清原當博(67)=千葉県印西市=ホテルオークラ東京代表取締役会長▽東伏見韶俶(75)=長野県茅野市=日本ホテル協会信越支部理事、ホテルハイジ代表取締役▽清水嗣能(61)=福井県福井市=全日本シティホテル連盟会長代行、ホテルあけぼの代表取締役社長▽小川矩良(68)=兵庫県神戸市灘区=ホテルオークラ神戸代表取締役社長兼総支配人

【ホテル業・従事者】
 工藤一幸(65)=北海道帯広市=北海道ホテル取締役総料理長▽卯都木孝(55)=茨城県牛久市=ホテルオークラ東京料飲部副部長▽風間秀夫(60)=神奈川県横浜市青葉区=プリンスホテルグランドプリンスホテル高輪営業兼品川プリンスホテル営業▽佐藤信也(55)=静岡県御殿場市=藤田観光ホテル椿山荘東京副総支配人▽田中健一郎(65)=東京都新宿区=帝国ホテル専務執行役員総料理長▽水野勉(59)=東京都文京区=ホテルグランドパレス宿泊部接客課参与▽岩崎剛(58)=京都府長岡京市=阪急阪神ホテルズホテル阪急インターナショナル宴会部専任部長▽多田隈賢二(59)=広島県広島市中区=リーガロイヤルホテル広島取締役総料理長▽小郫實千雄(63)=鹿児島県指宿市=いわさきホテルズオペレーション指宿いわさきホテル取締役調理長

【旅行業・経営者】
 菊間潤吾(63)=東京都世田谷区=日本旅行業協会副会長、ワールド航空サービス代表取締役会長▽林田建夫(68)=千葉県柏市=元エヌオーイー代表取締役会長

【観光レストラン業・経営者】
 三保二郎(60)=広島県広島市南区=国際観光日本レストラン協会常務理事、かなわ代表取締役

【観光レストラン業・従事者】
 梶田賢治(57)=大阪府大阪市住吉区=なだ万執行役員西日本調理部長兼中之島なだ万調理長


日本観光ポスターコンクール、国交大臣賞は小田急電鉄
 日本観光振興協会は6日、2015年度「日本観光ポスターコンクール」の優秀作品を発表した。国土交通大臣賞は小田急電鉄の「江ノ電で、会いにゆく」、総務大臣賞は新潟・燕三条工場の祭典実行員会の「第3回『燕三条工場の祭典』ポスター」が選ばれた。

 全国から203作品の応募があり、まず48作品が1次審査を通過。2次審査では写真家の宮沢正明氏らが専門的な見地を加えて審査した。

 小田急電鉄の作品は満場一致で決まり、審査会では「遠くから見てパッと目に入るポスターの原点と、具体的に知りたいとウェブへ誘導するコミュニケーション力を強く感じた」とのコメントがあった。燕三条の作品については「一瞬何が描いてあるか分からないが、興味を持ってしまう」点などが高く評価された。

 表彰式は9月下旬、東京ビッグサイトで開かれるツーリズムEXPOジャパンで行われる予定。

 大臣賞以外の作品は次の通り。

 観光庁長官賞=ふくしまデスティネーションキャンペーン(JRグループ)▽日観振会長賞=しまっておいた日本がある。岩美町(鳥取・岩美町観光協会)▽審査員特別賞=ウフフ!北陸新幹線(JR東日本)、明治維新150年 平成の薩長土肥連合(平成の薩長土肥連合)▽入賞=西の伊勢参り・東の出羽三山参り(山形空港利用拡大推進協議会)、朝が好きになる街 安曇野(長野・安曇野市)、いっしょにいるだけでうれしいありがとう南三陸町(宮城・南三陸町観光協会)▽オンライン投票部門第1位=白山市観光ポスター(石川・白山市観光連盟)

2015年度日本観光ポスターコンクール受賞作品pdf



東洋大、来春に国際観光学部を新設
竹村学長

 東洋大学(竹村牧男学長)は2017年4月、国際観光学部を新設する。現在の国際地域学部国際観光学科は16年度入試で募集を停止し、国際観光学部国際観光学科へ発展的に改組する。

 就学キャンパスは同大が本部を置く、東京都文京区の白山キャンパス。入学定員は366人を予定する。教育プログラムは、観光業界を目指す「観光産業分野」と観光政策・地域振興に関わる行政職を目指す「観光政策分野」の2分野を設定。

 観光産業分野には、旅行会社で活躍する人材を育成する「ツーリズムコース」、ホテル業界での支配人、マネジメント人材を育成する「エグゼクティブマネジメントコース」、ホテルのサービスフロント、航空会社のキャビンアテンダント、ブライダル関連などのホスピタリティ産業で活躍する人材を育成する「サービスコミュニケーションコース」、高校生の時点から実践活動に取り組んでいる人や学び直したい社会人向けの「プロフェッショナルコース」の4コースを置く。

 竹村学長は、3月29日に開いた入試発表会で、新設する国際観光学部国際観光学科が育てる人材について「東アジアや欧米諸国に加えて、今後はさらに、経済発展が進むアジアの各地域、アフリカ、南米地域からの訪日が期待されている。観光業界における日本国内の『グローバル市場』を担い、リードする即戦力を目指す」と述べた。





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