JATAなど、旅行業界就職セミナーを開催 |
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セミナーの様子 |
日本旅行業協会(JATA)とJATA指定事業委託会社のジャタは4月21日、旅行業界に興味のある、主に観光系学部・学科を有する大学などの学生を対象とした「JATA旅行業界就職セミナー」を都内で開催した。中小旅行会社7社がブースを設置し、集まった2017年春に卒業を予定する約50校・200人の学生に自社の仕事を直接アピールした。
中小旅行会社は知名度が低いうえに、コスト面から就職サイトへの広告出稿も行っておらず、経営が安定している会社であっても学生の応募が少ないのが実情だ。同セミナーはそんな中小旅行会社と旅行業への就職を目指す学生とをマッチングするイベントで、今年が3回目の実施となる。
ジャタが運営する就職情報サイト「旅行・観光業界就職ナビ」に登録している17年春卒業予定の186校の学生1013人に参加を案内した。旅行会社はNECマネジメントパートナー、JALエービーシー、トッパントラベルサービス、日本橋トラベラーズクラブ、メルコトラベル、読売旅行、ワールド航空サービスの7社が参加した。
14年のセミナーでは企業14社、学生60校284人が参加し、5社に9人が採用。15年は7社、84校212人で2社に3人が採用された。
ジャタの大西誠社長は、「今後、参加企業を旅行業界から観光協会、宿泊施設なども含めた観光業界へと広げ、開催会場も都内だけでなく全国に拡大したい」と語る。 |
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