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地域観光 ■WEB増刊号《2016年5月7日(土)発行》    
 

長野県阿智村、星空ナイトツアーが開幕
町の光が届かない山頂で星空を満喫できる

 高原の山頂から星空を楽しむ長野県阿智村の人気イベント「天空の楽園日本一の星空ナイトツアー」が4月16日に始まった。ツアーの開始から5年目を迎えてイベントなどがさらに充実。今期の来場者数の目標には、前年比約1.6倍の10万人を掲げている。

 ナイトツアーは、富士見台高原ロープウェイ「ヘブンスそのはら」のゴンドラ(全長約2.5キロ)に乗り、標高1400メートル地点の山頂駅へ。町の光が届かない山頂で照明を一斉に消灯し、手が届きそうな美しい星空を満喫する。星座のガイドなども行われる。

 特定日には、笑いを交えながら星空を解説するエンターテインメントショー、プロの歌手のよる音楽ライブ、ガイドと夜の森を歩くナイトトレッキングなどのイベントなどが行われる。

 今期の開催期間は10月15日まで(5月23日〜7月8日、9月20〜30日は除外)。料金はゴンドラの利用料金だけで大人・高校生が2200円、小中学生が千円。

 ナイトツアーは、阿智村や観光関係者で構成するスタービレッジ阿智誘客促進協議会が主催。阿智村は、環境省が実施した2006年度の全国星空継続観察で星が最も輝いて見える場所の1位に選ばれた。



ハウステンボス、ロボットと触れ合うミュージアムなど開業
ダンスパフォーマンスを披露する「プリメイドAI」(右)など、ロボットの王国で稼働するロボット

 ハウステンボス(HTB)は4月21日、さまざまなロボットと触れ合える「ロボットの王国」を7月16日にオープンすると発表した。パークでは「光の王国」「音楽とショーの王国」「花の王国」「ゲームの王国」「健康と美の王国」に続く六つ目の王国となる。

 ロボットの王国は、すでにロボットがスタッフとして活躍している「変なホテル」に加え、店長と料理長がロボットの「変なレストラン」、体験型ミュージアムとショップの「ロボットの館」で構成する。全国のロボット関連企業25社(4月21日現在)が協力する。

 新たに開設する変なレストランは、ロボットがメインで運営する本格ブッフェレストラン。お好み焼を作るロボットが料理長で、バーテンロボット、ソフトクリームロボットとともに厨房で作業を行う。客を案内するサービスロボットや卓上ロボットも配置する。

 ロボットの館は、ロボットに乗ることができる「試乗ゾーン」や国内外のロボットを購入できる「ショップゾーン」、ロボットがダンスなどを披露する「ショーゾーン」など七つのゾーンで構成する。

 ハウステンボスは、ロボットの王国の取り組みをロボット稼働による実証実験と位置付け、ノウハウを蓄積して「世界一生産性の高いテーマパーク」を目指していく方針を掲げている。



山形県東根市、サクランボ果樹園がオープン
シーズン入りをPRするオープニング式典

 サクランボ生産量が日本一で、人気ブランド品種「佐藤錦」の発祥地である山形県東根市で4月22日、さくらんぼ観光果樹園のオープニングセレモニーが行われた。市内7カ所の加温サクランボ園がオープンした。

 東根市観光物産協会が主催するセレモニーに、土田正剛・東根市長、黒木孝治・県観光立県推進課課長補佐、遠藤俊幸・JR東日本びゅうプラザ山形駅支店長をはじめ、大河原伸一・東根市商工会会長、青木篤・東根温泉協同組合長ら約40人が出席した。

 来賓を代表してあいさつした土田市長は「日本で一番早くオープンする果樹園が当市のサクランボ園。国内外の旅行者に直接食してもらえるよう情報を発信していこう」と呼びかけた。

 出席者は、果樹王国ひがしねプリンセスに選ばれた清野未帆さん(24)と小松瑞樹さん(25)の案内で、ハウス内の真っ赤に色付いたサクランボを収穫した。

 他の果樹園も順次オープンする。露地物のサクランボ狩りは6月10日ごろから7月上旬まで楽しめる。問い合わせは同協会TEL0237(41)1200。





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