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商品・サービス ■第2846号《2016年5月28日(土)発行》    
 

後藤電子「ダウンライト兼非常灯」
ダウンライト兼非常灯の設置例

 各種コイルや電線、有機EL関連商品を製造販売する後藤電子(山形県寒河江市)は、平常時にはダウンライトとして、地震や停電といった非常時には自動的に照明が点灯するとともに、アナウンスが流れて注意を促す非常灯としての役目も担う「ダウンライト兼非常灯」を開発し、旅館ホテル館内への設置を提案している。

 機器にはセンサーを搭載。震度3以上の揺れを感知した時、アナウンスのスイッチが入り、館内の人に向けて注意を促す。停電時は、電源が内蔵している市販の単3形乾電池に切り替わって点灯し、アナウンスが繰り返し流れる。

 アナウンス内容は、定型の「地震(停電)です。落ち着いて(気を付けて)行動してください」のほか、設置者が事前に別の文言を録音しておくことで、いろいろな内容のアナウンスを流すことができる。

 光を放つ有機ELパネルを、真四角電線コイルを用いた超薄型振動デバイスで振動を加えることにより、パネル自体が振動板として「スピーカー」の役割も担う仕組み(光と音を同時に発するデバイス)を同社が初めて開発した。

 ELスピーカー自体の厚みが15ミリと薄いため、既存の壁や天井に違和感なく後付けできる。光は自然光に近く、面発光のため不自然なまぶしさを感じないことも魅力だ。

 旅館ホテルの宿泊客、従業員の安全を確保するため、館内の廊下や通路、玄関の「補助灯」としての設置がおすすめ。

 販売・設置は全国対応。この件についての問い合わせ先は、後藤電子管理部TEL0237(84)2102。





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