クルーズ活性化会議、国交副大臣に要望書 |
約120の港湾管理者などで組織する「全国クルーズ活性化会議」(林文子会長)は15日、土井亨国土交通副大臣にクルーズの振興に向けた要望書を手渡した。クルーズ需要の増大に対応した寄港地での受け入れ環境の整備などについて国が関与するよう求め、5項目の実現を要望した。
要望は(1)クルーズ関連港湾施設と受け入れ設備の充実に対する戦略的・重点的な予算確保と整備の推進(2)CIQ(税関、出入国管理、検疫)手続きの柔軟化、迅速化(3)海外へのクルーズプロモーションに対する支援(4)クルーズ埠頭での地域産品の販売拡大への支援—など。
このうち、(1)では訪日クルーズ客の受け入れ環境整備への支援について触れ、Wi—Fi整備や案内標識の多言語化、トイレ・テントなどに対する支援制度の拡充を求めた。また、(2)では入港時に入国審査などの手続きに時間を要し、クルーズ客の滞在時間を短縮していると指摘、「観光行動の制約となり、わが国のクルーズ振興における大きな課題となっている」とし、改善を要望した。 |
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JR西、「瑞風」の乗車駅にラウンジ開設 |
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ホテルグランヴィア京都の15階の専用ラウンジ |
JR西日本は、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の乗車駅(京都駅、大阪駅、下関駅)に、17年春の運行開始に合わせて、車両インテリアを監修する浦一也氏のデザインによるラウンジやモニュメントを設置するとこのほど発表した。
京都駅では、隣接している「ホテルグランヴィア京都」の15階に専用ラウンジを常設。瑞風乗車前にチェックイン、荷物の預かり、ドリンク、スイーツの提供を行う。
大阪駅では、隣接している「ホテルグランヴィア大阪」の20階にラウンジを列車の出発時に用意。サービスは京都と同様。
下関駅では、瑞風の車両の入線時間を早めて、出発まで車内で寛げるようにする。ホーム上でも出発までの時間を楽しめるようにモニュメントやベンチなどを新設する。車内ではラウンジと同様のサービスを提供する。
また、途中の停車駅についても駅改修や美装を行う。宮島口駅(広島県)では、外観、コンコースを宮島をイメージした色調としガラスを生かした美装化を行う。駅構内のデザインに使用する木材は廿日市市産のものを使用。瑞風の利用客の専用出入り口を設置する。
東萩駅(山口県)では萩城下町の風景を想起させる「格子」や「なまこ壁」の装飾を施した外観に改装。専用出入り口も設置する。萩での立ち寄り観光を終えた後は、国の登録有形文化財であり同社の登録鉄道文化財にも指定された駅舎を持つ萩駅から乗車する。 |
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