全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会（全旅連）の女性経営者の会（JKK、岡本尚子会長＝大阪府・不死王閣）は9月28日、滋賀県大津市の琵琶湖ホテルでオープンセミナーを開く。東洋文化研究家のアレックス・カー氏の講演や、インバウンドをテーマにしたパネルディスカッションを行う。JKK会員以外の経営者らも参加できるオープンセミナーで、事務局では参加者を募集している。

　第1部ではカー氏が「地域におけるインバウンドの取り組み」を講演。

　第2部はパネルディスカッション「地方が主役〜あなたの街にインバウンドを呼びこもう」。パネリストは小俣緑氏（国土交通省観光庁観光産業課係長）、栗山圭子氏（京都新聞社編集局文化部長、生活学芸担当部長、論説委員）、南めぐみ氏（エクスペディアホールディングス・ロッジングパートナーサービス・アソシエイトマーケットマネージャー）、JKK会員。コーディネーターはJKK会員の稲熊真佐子氏（愛知県・豊田プレステージホテル）。

　問い合わせは全旅連または各都道府県旅館ホテル組合。

　楽天トラベルは8月25日、スマートフォン（スマホ）やタブレットで世界各地の観光パンフレットを閲覧・検索できる無料アプリ「PATW（パトゥー）」（http://travel.rakuten.co.jp/patw/app.html）の提供を開始した。日本語のほか、英語にも対応している。

　パトゥーは「Pamphlets　Around　The　World」の意味。

　地方自治体や旅館ホテル、観光施設、美術館・博物館、レストランなどがパンフレットの電子版をパトゥーに登録すると、ユーザーはスマホやタブレットで閲覧することができる。

　パンフレットの登録は無料のため、自治体や観光関連企業・団体は、紙媒体のパンフレットのように印刷費や送料などのコストをかけることなく、国内・海外のユーザーに情報を届けることができる。

　地名や「温泉」「スキー」などといった任意のキーワードから、ユーザーが興味を持っているエリアのパンフレットを検索できる機能も搭載している。マップ画面では、パンフレットのアイコンが関連する地点に表示されるほか、GPS（衛星利用測位システム）機能により、ユーザーの現在地付近のパンフレットも検索できる。

　ユーザーはパトゥーを利用することで、多くのパンフレットを簡単に旅行先に持参し、いつでも閲覧することが可能になる。

　旅行前にも各地のパンフレットを収集して、旅行計画づくりに役立てることができる。