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地域観光 ■第2860号《2016年9月10日(土)発行》    
 

富山県が「33の富山旅。」、秋の企画PR
発表会の登壇者

 とやま観光推進機構と富山県内14市町は8月29日、体験型プログラム「『大人の遊び、33の富山旅。』ハンドブックと巡る2016秋特別プログラム」の発表会を東京・日本橋のアンテナショップ「日本橋とやま館」で開催した。「大人の好奇心を満たす」をコンセプトに、その土地のストーリーを体験できる33種のプログラムを発表した。

 同企画は13年から春と秋の年2回、毎回内容を一新し、期間限定で実施してきた。7回目となる今回は、何度でも楽しんでもらえるよう期間を限定しないプログラムを多く発表した。

 発表会では企画を開発した木股浩氏が、特徴的なプログラムについて説明した。

 「8つの美術館×『大人の塗り絵』」では、近年人気の大人の塗り絵を富山市内の八つの美術館で配布。美術館を鑑賞した後、その場で塗り絵をしたり、塗り絵を集めたりできる。

 「瞑想の郷ヒーリングカフェ」は、南砺市利賀村にある瞑想の郷でネパールの画僧が手がけた巨大曼荼羅が展示されている部屋で、香を焚きながら瞑想した後、石臼でひいたコーヒーを味わうことができる。

 他の企画も富山ならでは文化が楽しめる内容となっている。

 また、今年6月にオープンした日本橋とやま館では同プログラムと連動したイベントを25日まで開催する。プログラムにちなんだ商品の販売やイベント、併設のレストランでは特製ランチの提供を行う。



那須塩原市、集客増へ10月から秋の満喫プラン
 秋の行楽シーズンにあわせ、栃木県那須塩原市は塩原、板室両温泉への集客増を目指し、10月から満喫プランを実施する。バスツアーや地元食材を使った旅館・ホテルでのオリジナル料理の提供などで、観光客をもてなす。

 宿泊客限定の「半日紅葉バスツアー」を10月6日から運行。地元を知り尽くす旅館・ホテルのスタッフが日替わりでガイドを務める。6、12日限定の「沼ツ原湿原ネイチャーガイド付きコース」(6、12日限定)と「塩原満喫コース」(17〜11月22日の平日)を予定。参加費無料、定員は1日あたり20人。乗車日の前日午後5時までに宿泊する宿に申し込む必要がある。

 また、10月1日から11月末まで、旅館・ホテル24軒が「グルメ満喫プラン」と称して、地元産の牛肉や豚肉を使った料理や牛乳を素材としたデザートなどを提供する。

 例えば、板室温泉の勝風館では牛、豚、鶏肉を使った陶板焼きや鍋、牛乳プリン、オリジナル特典としてフェイスパックもプレゼントする。料金は大人9千円から。

 問い合わせは那須塩原市観光局、TEL0287(46)5326。



鳥取県、カニ解禁で“ウェルカニ”キャンペーン開始
カニのポーズをとる平井知事(右)と山口さん

 カニの水揚げ量日本一を誇る鳥取県は、1日のベニズワイガニ漁解禁に合わせて観光促進キャンペーン「蟹取県ウェルカニキャンペーン」をスタート。8月31日には東京都内でイベントを開き、平井伸治知事がタレントの山口もえさんと一緒に「蟹取県も、え〜で!」と、得意の駄洒落でアピールした。

 同県は2014年からカニ漁の解禁と合わせて同キャンペーンを展開。1日から来年2月28日の期間中、県内の対象の旅館・ホテルに宿泊し「宿泊証明印」が押された専用ハガキで応募した人の中から抽選で毎月100人、合計で600人に「松葉ガニ」や「ベニズワイガニ」などを贈る。

 3年目のキャンペーンで、今年は日帰り旅行でも楽しめるようスタンプラリーを企画。道の駅や観光案内所など10カ所にスタンプが設置され、訪れた場所の数に応じて金や銀のカニフォークなどが当たる。

 また、昨年に引き続き、カニがテーマの写真を募集するフォトコンテストも展開する。





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