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旅館・ホテル ■第2863号《2016年10月1日(土)発行》    
 

鬼怒川グランドホテル夢の季、個人客向けレストランオープン

 10月に開業50周年を迎える鬼怒川グランドホテル夢の季(栃木県日光市)がこのほど、50周年事業の一環として個人客向けのレストラン「洋彩和膳・ラミュゾン」=写真=をオープンした。

 ラミュゾンは、宿の新しい食事処の一つとして「お料理」「お酒」「会話」を楽しむ“大人のための空間”にこだわっている。

 料理に“和の要素”を取り入れ、形は洋食スタイルでおしゃれな和食を提供する。使用する器は、有田焼など日本の陶器を中心にそろえた。酒類はワインや日本酒をワイングラスで提供、食事と相性の良いものを選んでいる。

 旅館ホテルの食事処・レストランには珍しく、利用客を「12歳以上」に限定することでも“大人のための空間”を重視した。



タカミヤホテルグループが創業300年、記念講演や祝賀会
岡崎社長(右)と岡崎副社長がロゴを紹介

 山形県内で11軒の旅館・ホテルを所有、運営するタカミヤホテルグループ(高見屋旅館)は9月20日、創業300周年記念講演・祝賀会を開いた。蔵王温泉・タカミヤヴィレッジホテル樹林で開いた祝賀会には地元政財界、旅行業界などから約300人を招いた。

 記念講演はJR山形駅前のホールで行った。茶道裏千家の千宗室家元が「もてなす心、もてなされる心」と題して講演した。「もてなす側と、もてなされる側の両方があって『おもてなし』が成り立つ。双方は対等であり、お互いに謙虚な気持ち、相手の良いところを探す努力をし、感謝することが大事だ」と説いた。

 祝賀会では、高見屋旅館16代目の岡崎彌平治社長と17代目の岡崎彌門副社長が、タカミヤホテルグループの新しいロゴを発表。デザインは地元山形市出身で、フェラーリや新幹線E6系、E7系のデザインなどで知られる世界的な工業デザイナーの奥山清行氏が担当した。

 岡崎社長は「今日の弊社があるのも、ひとえに皆さまの温かいご支援があればこそ。皆さまのご支援を糧に、会社創業の原点に戻り、また現在までの歴史を振り返りながら、地域のために地域と生きる企業として、さらなる発展を目指し、社員一丸となって誠心誠意努めていく」とあいさつした。

 主な来賓は次の通り。

 吉村栄美子山形県知事、遠藤利明自民党衆院議員(前オリンピック・パラリンピック担当相)、佐藤孝弘山形市長、長谷川吉茂山形銀行頭取、大沼みずほ自民党参院議員、大谷恭平JTB常務・JTB国内旅行企画社長、今井敏行JTB常務国内事業本部長、岡本邦夫クラブツーリズム会長・近畿日本ツーリスト個人旅行社長、西尾忠男日本航空執行役員国内路線事業本部長、百々潤司JR東日本仙台支社執行役員営業部長





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